見出し画像

ウィスキー好きになる、そのきっかけの漫画の話

ウィスキーが好きだ。
村上春樹の著書「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」の影響ではなく

それはやはり、漫画「BARレモンハート」の影響だろう。
ドラマ化もされたので、よければそちらも。(キャストは皆、演技上手い人たちなのだが、演出が。見ていくうちに違和感なくなるのは、中村梅雀さんの演技がすごいってことなんだけど。ドラマの話はまた別途)

脱線したので、話を戻すと、

https://manga.line.me/product/periodic?id=S113577

レモンハートの作者 古谷三敏さんは、「天才!バカボン」でおなじみ赤塚先生のアシスタントから漫画家をスタート。
赤塚先生とお酒のエピソードはこの日刊ゲンダイのインタビューが詳しいです。インタビュー先は先生が実際に運営していた、練馬区大泉学園にあるBARレモンハート(2度ほどいきましたがいいお店でした。)

私が「BARレモンハート」に出会ったきっかけは、子供の頃、叔父(父でなく叔父)の本棚に漫画が大量にあったので、そこから読めそうな絵柄、読んでも良さそうな本をピックアップして読み始めた、小学校3,4年のころだと思う。

「BARレモンハート」の特筆すべきは、BARの中からお話しがでないこと。
基本的には、マスター、松ちゃん、メガネさんの三人の会話で成立している。
物語の回想や一部、松ちゃんが取材したり、女性とおでかけしたりする以外は、会話劇であること。
漫画なのに、いや漫画だからあえてそういう作劇のスタイルをとったのかも。

会話劇であるが故に、マスター、松ちゃん、メガネさんの会話や基本的にはお酒を紹介するエピソードが面白くなければ話は進まない。
そして、紹介する多くのエピソードに登場してきたのがウィスキー(スコッチ、バーボン、ジャパニーズ)。
なかでも、スコッチの話やスコットランドの話が多く、小さい自分にとっては魅力的にうつった。

大の大人が、あーだこーだといいながら、飲むものってなんなのか、それを知りたいという欲求だったと思う、そしてその入り口がマスター、松ちゃん、メガネさんという人たちだったわけで。
ウィスキーを飲む前から、ウィスキー好きになり、ちゃんと大人になってからウィスキーを愛し、スコットランドや余市などの蒸留所も巡る大人になってしまいました。

大人になってから、ウィスキー関係の本を片っ端から読んでいったのだがどうにも、文章が苦手なタイプが多くて困っていたが、
絶版になってしまった
スコッチ・ウィスキー雑学ノート―今宵も「生命の水」について、ひとくさり は名著だと思う。初心者からウィスキー好きまで、OKな本で、モルト信仰について一言もの申していたりと面白い。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?