日本語に似ているドイツ語*2
こんにちは!
前回に引き続き、今回も身体に関するドイツ語で、日本語と発想がよく似ているものを挙げていこうと思います。
特に体の内部の名称については、日本語の単語がオランダ語の単語を元にしている場合が多いため、オランダ語と親戚関係にあるドイツ語と、日本語の単語が似ていることが多いです。
早速見ていきましょう!
鼓膜 Trommelfell, das
「Trommel(太鼓)+ Fell(皮)」。一瞬、本物の太鼓の皮のことを言っているのかな、とも思いますが、これはドイツ語の「鼓膜」です。
英語の「eardrum」も分かりやすいですが、ドイツ語のはそのままという感じですね。
網膜 Netzhaut, die
「Netz(網)+ Haut(皮)」。英語と同じく「Retina」とも言えますが、「Netzhaut」の方が日本語の発想に近いですね。
なお、Hautは人間の皮膚、Fellは動物の皮(毛皮)という違いがあります。
気管 Luftröhre, die
「Luft(空気)+ Röhre (管)」。綺麗に一致します。
ちなみに「食道」は「Speiseröhre」で、漢字を直接当てると「食管」となります。
喉頭 Kehlkopf, der
「Kehl(喉)+ Kopf(頭)」で、これも綺麗に一致します。
座骨 Sitzbein, das
「Sitz(座席)+ Bein(骨)」です。
「Bein」は通常は「脚」を表しますが、医学用語では「骨」を表すことが多いです。「Bein」は語源的に英語の「bone」と関係があるので、「骨」という意味で使われるのにも納得です。
いかがでしたでしょうか? これからも、両言語で発想が似ている単語があれば記事で紹介していきたいと思います。
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