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激闘。シゴキと屈辱の日々


サラリーマン時代、俺は工事管理部という部署で給湯設備の保守点検業務に従事していた時期があった。落雷が落ちたり設備の異常を検知したら夜中でも電話が鳴って現場に駆け付けなければならなかった。当時は息子が小さかった事もあり、帰宅してからも当然晩酌は出来なくて、毎日熟睡は出来なかった。それでもライフラインの復旧の為には仕方がなかったんだ。

その時の上司は何かトラブルがあると

先陣は三下が行くもんだ。」

全部俺に振って何かあっても責任は取らない典型的なご都合主義者の◯本課長。そしていつも社長の太鼓持ちで、上の機嫌ばかり伺って胡麻すり癖がえげつなかった◯澤部長のツートップ。

この2人の癖強キャラからは学ぶべきところは沢山あったのだが、毎日毎日会社の悪口や批判や仕事の愚痴をこぼしていたし、当時の俺は

「ああ…これが俺の未来なのか。」

毎日絶望しながらも我慢をして仕事をしていた。

そんな折、◯澤部長は俺に

設備の制御盤の点検をさせてやってるのに、電気工事士の資格もないのは笑っちゃうよw」ときた。

当時の俺はいやいや待ってくれと、こちとらこのセクションで仕事やれと言われたから必死こいてやっているのであって、そんな事を俺に言われても困ると思ったのだが、めっちゃムカついたら文句も言わずに第二種電気工事士の資格の勉強を隠れて開始させた。◯澤部長は何年間もかけてその資格を取ったみたいで、いつも誇らしげにその話をドヤりまくってたからうざかったから俺は短期間で一発で取得した。そん時の◯澤部長のこいつぶっ殺してやる!みたいな歪んだ笑顔は未だに忘れられない。

そしたら◯本課長はこいつは使えると判断したのか、あれやれこれやれと注文はエスカレートしていきあまりにも理不尽な要求をしてきたから時々反発したんだけど、「生意気言うんじゃねえ!」と、度々ぶん殴られた。

◯澤部長はというと俺が簡単に資格を取得したからか、その日からあたりが強くなってきて嫌がらせが強くなってきた。それに加え

「あんなもん誰でも取れる。」とか、「君は運が良かっただけ。」

とかウザみがいつも以上に増し増しに。頭にきたから俺はその年から猛勉強を始めてその上の資格である第一種電気工事士の試験に一発合格させた。そして俺は満面の笑顔でこう言ってやったんだよ。

「◯澤部長。こんなもん運が良ければ誰でも取れますよー♪」

その時の顔面が硬直して顔を真っ赤にさせた◯澤部長の般若みたいな顔は今でも覚えてる。案の定、俺は出張が多い部署に飛ばされたけどねw

◯本課長はというと俺が部署異動になる話をしたら、自分の仕事の負荷が増える事を恐れたからか

「管理部に残る様に社長に直訴しろ。」

だの散々喚き散らしてきたがフルシカトしたw。結果、俺はこの2人から開放された事の喜びを噛み締めて新しい部署で伸び伸びと仕事をさせてもらえて良かったと思っているし、そこでは毎日楽しく仕事をさせてもらえた。だから今にして思えばそれもこれも

適材適所だったのだなと。

今でも当時の社長には感謝してるし、俺はその頃の経験も財産だと思ってる。

みんなもくだらん理不尽に屈服するなよ。

オシマイ🐾


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