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☆紫式部の作品は?

☆作品は?

紫式部が百人一首に残した作品は、、、
♪ めぐりあひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな
です。
読みは、
♪ めぐりあいて みしやそれとも わかぬまに くもがくれにし よわのつきかな
となります。

めぐりあひて (巡り会って)
見しやそれとも(見たのが「月」かどうかも)
わかぬ間に  (わからぬうちに)
雲がくれにし (雲隠れしてしまった)
夜半の月かな (夜中の月のようね)

1句の「めぐりあひて」は、運命の人に巡り会ったということではなく、

父親の転勤で都を離れていた友人が、久しぶりに訪ねてきた「再会」を表します。

2句・3句の「見しやそれともわかぬ間に」は、

「その友人の顔もよく見ないうちに」

「見たのが月かどうかもわからないうちに」

の両方の意味をかけています。

折角再会した友人が、顔もよく見ないうちに、

せわしなく帰ってしまったことを指しています。

・・・折角、久しぶりに再会したというのに
・・・あなたは、顔もよく見ていないうちにせわしなく帰ってしまった
・・・まるで、「月」かどうかもよく見ないうちに
・・・雲に隠れてしまった夜中の月のようね

この歌は久しぶりに幼友達と会ったのに、

すぐ帰ってしまった慌しさ、もどかしさを詠んだものです。

☆文法
「かな」:終助詞
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1981306859&owner_id=37979390

☆超訳

★紫式部歌碑
「めぐりあひて 見しや
 それとも わかぬ間に
 雲がくれにし
 夜半の月影」
    京都市上京区廬山寺(ろざんじ)
HP
http://www7a.biglobe.ne.jp/~rozanji/31sikibu.html

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