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一流俳優の背中はすぐそこ?

2022/6/25

レベルや立ち位置が離れすぎていると
全く現実的な距離が見えない。
だから
「最終目標に間に合う計画的な短期目標」と
「目標までの段階の人に沢山出会うこと」

が大切なんだ。


撮影の現場に行くと
超有名なメインキャストの方々がいてやっぱりそこに1番目がいって
次に、よく見るけど名前がうろ覚えなキャストの方々に目がいき
その次に、初めて見たけどちゃんとセリフがある人に目がいく。

でもやっぱり強く印象に残るのは誰もが知ってる有名俳優の方々だ。


少し前の僕みたいに、一緒に受ける人がほぼ変わらない固定のレッスンを受けていると
「今自分達がいる立ち位置」と
「現場で活躍する一流俳優の立ち位置」

2つしかこの業界にはないように感じる。
この2つの位置の間には、ほぼ壁のようなでっかい一段の段差がある感覚で。

でも、キャストとエキストラで立場は違えど同じ空間に居れてしまうことで、「もしかしたら彼らと僕らでそんなに差は無いのかも」なんて一瞬錯覚する。


でもそんな夢物語は、外部のワークショップをいくつか受けて打ち砕かれた。
講師の方の教え方が違うのはなんとなく想像ついていたが、問題はそのワークショップの受講者である。
個性もさることながら、芝居も上手い。
僕より少し上手い人もいれば、かなり上手い人もいて、この人達でもキャストとしてテレビに出られないのか、と。。
それを見た時に、この業界の広さと一流俳優との距離を垣間見た。

井の中の蛙も甚だしかった。
世の中には一流を目指す役者の卵たちが無数にいて、僕と同じ熱量やそれ以上の人も沢山いる。
そして、芝居の上手さも
僕レベルと一流レベルの二つだけじゃなく、その間には無数の段階があって一気に登ることなんてできない。

僕と一流俳優との差がそんなにない?
一流の芝居がナチュラルすぎて、上手すぎて勘違いしていただけだ。もう少し手前の僕に近いレベルの人たちの技術を見ることによって、一流の人の尋常じゃない技術に気づく。


近くに見えていた『幻』の一流俳優の背中が
米粒くらいのめちゃくちゃ遠くになってしまったけどちゃんと『実像』になったことは
1つ成長と言えよう。

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