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言いがかり香水03_ユズ

主旨:これを読んで「この匂い推しがつけてるかも」と思った誰かがいれば私が「フーン…… その人、ネ…」とおこぼれにあずかってニヤニヤできる

まずは現物

【おことわり】※定型文
香水に手を出し始めてさほど日の経っていない一介のオタク(エンジニア)が、休職中のリハビリとして始めた趣味の記録です。業界も御社も弊社も全く関係なく、広告収入なんかもありません。

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▼Celesさん


第一印象:>>>柚子<<<

 なんかいい柚子って感じです。
 レビューとかを見てみると、「思ったより甘い」というようなのが散見されます。それはねぇ、私もそうと思う。
 ムエットの方が多いのかな。私はムエットを試したことがないので分かりませんが、実際吹いてみるとトップはかなり爽やかで柑橘が強い。そこから段々酸味と爽やかみが飛んでいって、最後に柚子の甘いとこが残るような。

 柑橘系香水、割と酸味寄りだったりラストが渋み寄りだったりするイメージがあり、実際その方が使い勝手がいいなという人もいるかもですが、個人的には「甘みの柑橘」欲しい人にかなり強いと思います。
 柚子より柚子っぽい。


言いがかりをつけていく

ユニセックスなんですよね

 今まで書いた二本がたまたま、男性がつけてる、と女性がつけてる、で印象が変わるタイプのやつだったんですが、この子単品だとそう変わらないかなと思います。
 例えば「社交的なひと」。明るくて人懐こい感じの印象があります。
 柚子じゃない!?って分かる感じのにおいだと思うので、会話のきっかけにもなりそう。あとは、甘さ寄りなので「柔和な感じ」とか。
 あと、これはものすごい個人的な記憶に由来する部分ですが、道後温泉(※愛媛。温泉街にみかんアイス専門店があって、みかんの品種ごとにアイスあるとか。ジュースも、みかんのいろんな品種があった記憶)のことを思い出すので、「温泉好き」とか。
 ほかほかのお風呂上りにこの匂いをさせながら、牛乳なりジュースなりをプハッ!とやる子。たいへん可愛くってもう抱きしめたい。
 渋み路線がないので、年配の方がつけていても総合の印象が「かわいい人」になる気がします。穏やかさもプラス。

これをつけてる男性のイメージ

 というより、ここからはパイルアップの提案みたいになるかも。
 甘み寄りの柚子の香りとして完成度がメチャ高いので、それはそれとして…こういう遊び方もできるかもしれない…… みたいな、そういう気持ちで書いてみる。

若人!!!
 マリン系とうまくかみ合わんやろうかと思います。
 寝る前にこれを吹いて、リラックスして寝て、起きてマリン系のを吹く…… みたいな。ちょっと目の覚めるような感じのすっきりしたやつと合わせると、たぶんこれの名残の甘みがぐっと深くなると思うんですよね…
 アクアディパルマとかの あぁいう路線を目指せるポテンシャルがあると思います。

これをつけてる女性のイメージ

 パイルアップ的な。

親しみエレガンス系
 フローラルとか、あとモクレンとか…… ナチュラル寄りの軽め、華やかのやつと合うと思います。
 朝に柚子つけて、午前中をシャッキリ頑張って……、昼休憩くらいにフローラル系を追加して気分転換とリラックス、「頑張りすぎない」を頑張る感じで過ごしたら、夕~夜あたりには昼つけたフローラル系の華やかさとエレガンスが開いてると思うんですよね。で、柚子は柚子で丸く甘酸っぱい部分が結構残ってくれるので、パイルアップ先の香りが上品で近寄りがたいとしても、柚子が「まぁまぁ……俺がおるから…」ってこうね 間をね

これを贈るということ

 こんなにシンプルに「かわいい」と愛せること、ある???って感じです。まず価格帯からして手を出しやすいので、年下の子から年上の人に贈れるんですよね。可能性が無限大すぎる。
 しかも「柚子」なんですよ。すごくイメージしやすい。
 実際その贈り手が望んだ香りかどうか、というのはまた別の旨味成分なので置いておくとして(試香できたか、とか、試香の方法は、とかが関わるので)、「柚子のにおいをつけているあの人」を想像して買うわけじゃないですか。かわいいよ、贈り手。ありがとう。命が助かる。



紹介文を読む

Theジャパニーズ・シトラス。ベルガモットやオレンジのシトラスノートに、快活で気品と趣きのある日本人が慣れ親しんできた柚子。ほろ苦く際立つシトラスのミストをアクセントに艶やかにさりげなく肌に寄り添います。

celesさん 商品ページより

柚子とタイムが爽やかに香る日本のシトラス

ベルガモットやオレンジのシトラスアコードに、煌く存在感を放つ柚子とハーバルなタイム。彩を添える柚子は、ほろ苦くアクセントとして際立ちます。爽やかで上品な甘さも感じさせる、艶やかな日本のシトラスの香りです。

LUZ-Storeさん 商品ページより

 爽やか、上品、甘さ、快活、気品。この辺りのワードが特に「「「そう」」」だと思います。皮っぽいほろ苦みも感じるけど、これがつけてる本人以外にも感じられるレベルのものなのか、というのがちょっと分からないです(一人で楽しんでるので……)

 あとこれびっくりしたんですけど、トップにユズいないんですよね。ミドルなんですよね。グレープフルーツとセットで。
 だからトップで感じるユズみはレモンとオレンジの柑橘パワーと、ベルガモットとかタイムの吹き抜け爽やか感なんだな……と思ってすごい すごい……!になりました。
 ラストで広がる甘みとふんわり感はローズとマンダリン……、ローズはちょっと分かる気がしました。なんか、包み込み感 花びら厚いよね~みたいな印象を持っているので。マンダリン!きみのこと私何も知らないかも 今後気にしてみようと思った次第……

あとがき(毎回のやつ)

 以上の全て、一個人が趣味で、「覚書」として残したものであって、あなたが香水をワンプッシュした時の印象はあなたのものです。
 筆者はムエット(試香紙)で感じる香りと現物の香りを全く異なるものと感じるタイプなので、あなたにも同じことが言えるかもしれません。
 中々ハードルの高い、機会の少ない部分はありますが、香水は「香り」そのものだけでなく、吹いた時、その後の変化、それが誘起する自分の感覚などを味わう「体験」としての側面もあると、私は思い、楽しんでいます。

 こういったメモ書き、覚書が、業界や担当者さんの利益を損なうようなことがあった場合、私の望むところではありません。ご連絡いただければ非公開などの対応を行います。お手数ですが、よろしくお願いします。
 どこかの誰かの思考の肥やし、体験の助けになれば幸いです。


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