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Love Letter

相手のために何かを考えることが好き
もちろん喜んでくれるようなサプライズを

好きな人は、
何をプレゼントしても、
嬉しそうにしてくれた。

何か特別な日だから、
とかじゃなくて、
会える日は特別な日だから、
何か考えた。

毎回
毎回
毎回

定期化してしまうかもしれないが、
手紙は、
毎回渡していた。

いつも視線を逸らした瞬間や、
自分が席を外した時に、
さっと彼女は読む。

彼女は読み終わると、
いつも目頭に涙が溢れていた。
自分が声かけるタイミングが、
もう少し遅ければ、
溢れ出していたのかもしれない。

そんな感動するような内容なんて書いたことないけど…
好きな想いを
小説家にでもなったような言い回しで綴ってみたり。
会えない時間の想いを綴ったりした。

会えない時は、
自由帳の白紙に、
マジックで想いを書いて、
写真を送った。

そんな彼女を想うラヴレターの
配達が叶わなくなってしまった。

俺が想い続けた、
あの何通という手紙は、
残ってるのかな。

今まで、
受け取ってくれてありがとう

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