『悩めるヒーロー』ショートショート小説
私はヒロシ、職業はヒーローだ。
ゆっくりとおにぎり1個を大事に噛み締めている。
たぶん、今日食べられるのは、これだけか、、、
空腹すぎて死にそうだ。
もしかして、最後に食べるものがおにぎりになるかもしれないな。
最近、平和過ぎる。いいことなのだが、これでは食べていけない。
小さい頃からの憧れの職業につけたというのに。
困っている人を助けて、お金をもらうには、困っている人がいないといけない。
おっと!これは稼ぎどころだ。
小太りのおじさんが悪党に捕まっている。