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元祖平壌冷麺屋note(63)
先月、たこ焼き屋さんで知り合ったピアノ教室の先生に「10年間練習している曲が未だに弾けない」という相談をしたら、
楽譜が難しければ、弾きやすいように書き直せば良いじゃない、楽譜を再現するのが目的なのか、誰かに聴かせたいのか、自分がどうしたいのか、と問われた。
「楽譜通りに弾くことを目標としていた」と正直に答えたら、楽しく弾けなければ、意味がないじゃない、と諭してくれた。
その瞬間にピンときた。
そうだ。スイングしなければ意味がない。現在の技量で、楽しく弾くべきだ。と、今朝、薄目で楽譜を見ながらフィーリングで弾いてみたら、解放感があって楽しかった。
小学時分は、ピアノ教室に通うのが嫌で、それでも待機中に読める「BANANA FISH」を目当てに通っていたけど、今になって、ピアノを弾けるようになりたい願望が芽生えてきた。
アボジは60歳でピアノを習い始め、もう10年になる。自分の結婚式の時には、エリーゼのために、を初披露してくれた。
Better late than never.(好きな言葉です。By メフィラス)
何かを始めようとした時、遅すぎるということはない。
そんな訳で、本日の麺打ちタイムの脳内BGMは小曽根真のジャズピアノ「We are all alone」だった。10年間、弾けない曲。でも、途中からは、町田康のパンクロック「頭が腐る」に変わっていた。
<あ・た・まが腐っているのじゃよ。頭が腐っているのじゃよ。俺の頭の腐りまくりの>
営業前に、新長田図書館で「テイスト・オブ・苦虫」を借りたのだから、仕方ないか。
<仕事のない日はお花を飾ろう。冗談言うなよ、飯代ないのに。ださい夜が今日も更けてく。むごい事が今日も起きてる>
帰りに寄ったコンビニが品薄だったのは、むごい事件が起こった後で、警察やマスコミが殺到していたからだったみたいだ。
そのため、キャベツ太郎が不在だった。だから、ハッピーターンを買った。どちらも何が良いって、名前が良いよね。
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