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【大規模大学あるある】華やかな大学生活に潜むモヤモヤ

大学生になったらサークルや部活動には所属しておきたいものです。
理由はもちろん交友関係が広がるから。
サークルであれば基本的に部活動と違って、自分の好きな活動を自分で選ぶため、賛同する仲間も多く、居場所もできるため、大学生活を楽しく過ごしやすくなります。

主にサークルに所属し始めるのは、大学1年の春。
入学式後に説明会や新入生歓迎会の勧誘を積極的に行われます。
基本、いつでも入会、退会は自由ですが、サークルによっては厳しく制限している場合もあって注意が必要です。そして、大学生活を楽しんでいるように見える大学生には、共通する悩みが隠されている場合もあるのです。

参加必須の行事

サークルはただ集まって好きな事を仲間とするのではありません。少々、厄介なこともあるのです。それがサークル活動外の「集まり」です。

大学には「学生自治会」や「サークル連合会」のようなかたちで各サークルを管理している学生組織もがあります。
ここに認められているサークルであれば、サークル室がもらえたり、大学祭で模擬店を出すことができるのです。

また、大学公式としてのサークルとして「大学案内」にも掲載されることもあります。
人数は少ないのですが、ニッチな趣味の集まりや大規模を嫌った学生からなる小さなサークルも存在する場合もあります。
人数は3〜5人とかで運営され、週1回とか月1回で細々とした活動が特徴ですが、あまり知られません。

学生団体や大学の「学生課」のような部署が管理するためには、定例のミーティングに出席する必要があり、それを学生が大いに嫌うのです。
理由は面倒、時間がない、つまらない、利益にならない、自分だけ損、など様々なものです。

そのため、参加せざるを得ないメンバーは、サークルの部長だったり会計を担当するような主要メンバー、また先輩としての3、4年生が任されていきます。
何もなく、だらだら自由なことができるサークルの反面、誰かが居場所を管理・運営してくれている「ありがたみ」を考えると、数が月に1度程度の集まりは出席してあげて欲しいところです。

自分もアルバイトや公務員受験の勉強、授業課題など、やらなければいけないことがあるのに「なんで自分だけ?」と思えるのは自然のことです。
そこは、周りのメンバーが代表者を支えてあげて欲しいですし、当事者としては仕方ありませんので、ポジティブに捉えていただきたいのです。

隠されたメリットとは

これは町内会やマンションの集まりとも似ています。
「誰かのために、自分の時間を無償で提供すること」は一見、損に思えるかもしれませんが、終えた後の清々しさは終えた人にしかわからない特権です。

社会ではこのような集まりは無数に存在するため、大学ではその準備としてぜひ経験いただくと良いのです。
そして、これこそ就職活動時に役立つのです。

これはサークルメンバーが抱える悩みです。
例えば、当番制にする、交渉して回数を減らすなど「仕組みを考えたり、課題を解決する行動をする」。
このようなAIではできないアイデアを持ったり、人のために直接役立とうとする人材が社会では求められるのです。

自己PRに必要なエピソードとしても十分活用できますので、サークルの集まりなどでは、面倒だと思わず前向きな姿勢で臨んでいただきたいと思います。
そこでの新たな出会いもあるかもしれませんしね。

どうしても面倒であったり、試験の追い込み時期などで苦労し、負担を感じる場合は、「辞める」ことも選択肢にあることを周りに伝えましょう。
一旦サークルの活動を休止するとか、別のメンバーに交代するとか、全員が考えるべき課題です。
無理しなくても結構です。

私はサークルでの活動が苦になり、病んでしまった友達がいます。
その友達は恋愛面でも悩んでいたこともあり、結果的には大学3年始まった時点で退学してしまいました。
とても残念なことです。
どうか周りがプレッシャーを与え、押し付け、一人で抱え込むことのないよう全員でフォローしてあげて欲しいと思います。

本日も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

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