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配車DXを進めるにあたって、心がけること

皆様こんにちは!
今、もっともDXとサーキュラーエコノミーに熱い男、健一です!
私は産業廃棄物やリサイクルを中心とした事業会社出身で、この産業にDXをもたらすべく、廃棄物業界向けの配車システム「JOMYAKU」を手がける会社にジョインしました。
今まさしく、業界問わずDXに果敢にチャレンジしている担当の方々がたくさんいるのではないでしょうか!?

私も事業会社にいた頃は、会社の様々なDXを推進していました。
一番難しい領域というのはやはり「現場」が関わる部分のDXになります。
現場は常に目まぐるしく動いており、なおかつ何かしらトラブルが起きるもの。基本的に「余計なことはしたくない」こういうマインドを持っている現場は多いのではないでしょうか?
私が実体験で感じたことを含め、DXを推進する担当者が配車のDXを行う際に、気をつけなければならないことについて書いていきたいと思います。

大義名分、目標設定を行う

これはよく言われる話の一つですが、「DXしたい!」「DXしろ!」と言われて配車DXに走るパターンです。
そもそもDXとは、

DX(Digital Transformation / デジタルトランスフォーメーション)とは、進化したIT技術を浸透させることで、人々の生活をより良いものへと変革させるという概念のことです。

配車に当てはめていうと、

紙やホワイトボーで管理している配車業務をITの技術を使って、効率化とミスを失くし、お客様に最適な集荷・出荷サービスを提供すること。

ではないでしょうか?
配車のDXは社内のただの効率化や属人化を防ぐものではなく、お客様に対してのサービス向上を行うものだと考えます。
その上で、配車DXで何をなし得たいか、何を目標にするかを落とし込むことが重要です。
「お客様に最適な配車を行うために配車DXを行う」という大義名分をもとに、「配車ミスを90%削減、配車に関わる業務時間を1h/日削減する。利益貢献として〇〇円...」と言った形で目標設定していくことが必要です。
目標設定に対し、週単位の進捗を追ったり、4月までに進捗を〇〇%など数字で追えるものを用意しておくとPDCAを回すしやすくなります。

配車システムは所詮「道具」でしかありません。「道具」をどう使うかは、何をしたいかによって変わります。
トンカチは家も作ることもできれば、家を壊すことにも使えますよね。道具には様々な側面があり、それらはデジタルの世界でも同じです。

仲間・協力者を増やす

配車DXを推進していくにあたり、様々なメンバーと協力体制を引いていく必要がありますが、チーム制にすることをお勧めします。
DX推進する人と配車係のみで構成すると、高確率で失敗することが予想されます。
構成メンバーとしては、「DX推進担当、営業担当、配車係、事務スタッフ、ドライバー」の5名体制がお勧めです。
特に重要なのは、事務スタッフとドライバーの選定です。事務スタッフを最初からメンバーに入れるのは、様々な入力業務を協力してもらうためです。
配車のDXを進めるにあたっては、顧客情報の登録や車両情報など最初に入力しておく必要があるものが多数あります。
これらを配車係やDX推進担当がやろうとすると、時間的に制約と現場ですぐ必要な時にDX推進担当だと対応できないということが起こります。
また、ドライバーからのフィードバックなどがあるとより、何を改善しないといけないか解像度が増すので、ITの知見が比較的高いメンバーを入れておくとよいでしょう。

ルールを決める

配車DXを進めるにあたって、今までのルール運用では最適でないことが多数出てきます。
例えば、今までの配車の依頼の仕方は「お客様→配車係」「営業→配車係」の大きく分けて2パターンで、さらに依頼のツールは電話、メール、FAXなど多岐に渡ります。
これらをある程度絞って行う必要があります。
営業からの配車依頼はフォームに統一することや、変更する際のルールなどツールが変わればルールも同様に変えないといけません。
現在のルールにあまり縛れると、効率的な運用やDXのパフォーマンスが発揮されないなどがあります。
現在のルールの変更が必要であるという認識しておくと円滑に進みます。

まとめ

・お客様に最適な配車サービスを提供するために配車DXを行う
・目的、目標を具体的につけ、数字で進捗を追い、PDCAを回す
・DX推進はチームを編成するとよい
・配車DXのメンバーは推進役以外に「営業担当、配車係、事務スタッフ、ドライバー」を入れると円滑に進む
・配車のルールは変更することになると認識しておく

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