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インドに住み始めて4カ月たったので感想をまとめてみた

転職して南インドのバンガロールに来て、もう、4カ月。
意外にも住み心地はよいものの、生活の基盤を作るのに忙しく、時間がたつのがあっという間。

もう新鮮な印象はないけど、4カ月の時点でのバンガロールの感想をまとめてみました。


外国人がいない

バンガロールは、別名「インドのシリコンバレー」とも呼ばれていて、IT関係の企業もたくさんある…と聞いていたので、Facebookのマーク・ザッカーバーグとか、Xのイーロン・マスクみたいなのが街中を歩いているのかな…と思っていたのだけど……

外国人、ほとんどいない!

ファラン(白人)はもとより、東洋系もほとんどおらず、私みたいな特徴のない顔は珍しいんだろうな。歩いていても、電車に乗っていても視線を感じる…。

30年以上前に住んでいた、日本の田舎の中学校に教えに来ていたアメリカ人の先生も、同じような視線を受けていたんだろうか。

バンガロールはある程度都会なので、じろじろ見られる程度だけど、観光でさらに田舎に行くと、「どこから来たの?」と聞かれ、「一緒に写真撮って」とか「握手して」といわれ、なんというか、有名人?扱い。有名人みたいに美人じゃなくてごめんね~。

夏も涼しい、というか肌寒い

インドに来たばかりの4月、5月は暑かったけど、6月から気温が下がり、肌寒いほど。バンガロールは高地にあるので、インドのほかの地域がかなり暑い時期もバンガロールは涼しいらしい。

ちなみに、私が住んでいる安アパートは、エアコンなし。
家を探すときに10軒くらい内見したけれど、エアコンがある物件は3軒程度。

インド人の同僚にお家事情を聞いてみたけれど、エアコンがない人がほとんどで、みんな「バンガロールは涼しいからね~」とのこと。

当時は1年で一番暑い時期だったので、「まじか~」と思いつつ、予算の兼ね合いで結局エアコンなしの家に落ち着いたけど、確かに7月現在、夜になったら寒いレベル。エアコンなしでも生きていけそうです。

街が汚い、空気も汚れている

電車通勤なので結構町を歩くのですが、歩道には、ゴミ、犬や牛のふん、ネズミやハトの死体などが累々と。特に牛のフンはでかくて水っぽく、ちょっと雨でも降ろうものなら水たまりすら危険。スマホ歩きとか、無理。

ゴミをポイ捨てする人も見かけるし、その辺のモラルは低そう。

大気汚染は、バンガロールは首都のデリーと異なりそこまでひどくないけど、工事現場が多いからか、空気は結構汚い。

エアコンがない我が家は、24時間、356日窓を開けっぱなしにしているのですが(鉄格子付きなのでセキュリティー的には問題なし)、あっという間に床が汚くなり、掃除をしないと足の裏が真っ黒に…。
毎日のようにクイックルワイパー(布のやつ)をかけ、週末はあちこち拭き掃除。インドに来てから、人生で一番掃除している気がする。

オフラインの買い物は大変だが、オンラインショッピングは便利

インドにはコンビニがない。スーパーもあまりない。少なくとも、我が家の近くにはない。

車で30分くらい行ったところに、マレーシアにもあった中東系のLuLuモールがあり、そこは日本のイオン的な買い物体験ができるけど、遠いし、レジの行列が長いし、1回しか行ったことがない。

家の周りにあるのは、いわゆるパパママストアがほとんどで、品ぞろえは生鮮野菜、ちょっとした調味料、お菓子程度。

そんな環境なので、コロナ禍で急速に発達したのがオンライン宅配サービスらしい。いくつか会社があるけど、私がよく使うのはSwiggy(スイギー)とアマゾン。

Swiggyは、Uberみたいにレストランに食事を注文できるだけでなく、生鮮食品、雑貨も購入できる。

私は、野菜、卵や牛乳など、食品や雑貨を買うことが多い。価格は小売よりほんのちょっと高いかなぁという程度。人件費が安いインドならではのサービスとも言えるのかも。

Swiggyは小さい倉庫をたくさん配置しており、バイクが近くにいれば、アプリから注文後、10分以内で宅配してくれたりする。着替えたりして出かける準備するより早いくらい。マジ便利。

南インド料理はおいしい

マレーシアにいたときからドーサとかは好きだったけど、さすが本場。
ドーサだけでも種類豊富だし、お店も多いし、おいしい。

こってりした北インド料理と違い、南インド料理は、細かく刻んだ野菜をたっぷり使ったカレーが多く、油っぽくもなく(揚げ物は多いけど)意外にヘルシー(だと思う、多分)。

各地にいろんな郷土料理があるみたいなので、食べ物に飽きることはなさそうだし、食べ歩きが楽しみ。

南インドの人は親切で穏やか

デリー旅の動画とか見ると、治安が悪く、危険という印象だけど、南インドの人は結構親切だし穏やか。

街で立ち止まっていたりすると、道に迷っているのかと心配して話しかけてくれたりする。人との距離は東南アジアほど近くはないけど、ほどよい距離感とも言える。

今のところ、「だまされた!」みたいな経験もほぼなく、治安も悪くないし、平穏に生活できています。

立ち食い天国

日本だと街中で立ち食いってなかなかできないものだけど、インドは立ち食いが普通。

タイのように屋台の周りに椅子とテーブルがあるところはほぼない。
スナックやお茶だけでなく、ビリヤニとかがっつりご飯も立ち食いで、軽食専門のレストランには立ち食い用テーブルがあったりする。

一方、友達とゆっくり座ってお茶をできるような場所は、ローカルな場所に行くとほとんどなかったりする。サッと食べてサッと場所を空けてね、ということなんだろうか…。

でも、立ち飲みも楽しいもので、インド人が集うティースタンドは町のあちこちにあり、小さなチャイやコーヒーのカップを片手にみんなで楽しそうに立ち話をしている風景はなんだか幸せな感じがする。

道端は牛のフンでちょっと臭かったりするけどお構いなし。私も混じってお茶を飲んだりしてます。

以上、4カ月が経過したバンガロール生活の感想でした。

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