2024コロナ感染記①

 いつものように個人の忘備録として書く。コロナが5類になって結構経つから、今さらこんなものにニーズがあるはずもない。
 6月のある日、休日に起きることができなかった。恒常的にくたびれたおっさんなので、いつものことと思い気にしてもいなかったが、この日は一旦起床して、食事を済ませた後、動けなくなり、そのままうつ伏せで寝てしまった。夕方、起きるも体の重さは取れていなかった。
 翌日は休日出勤した。いつも休日出勤は嫌々出ていくのだが、この日は一段と嫌だったことを覚えている。それでも出勤途中に、頭の中でやることを整理しながら会社に向かった。午前はまずまずのペースで仕事が進んだ。異変を感じたのは午後からだった。何だかがっくりと体が重くなるとともに、両足に痛みが出た。筋肉痛か、と思ったが、今の自分にはトレーニングをする時間もなく、運動すらしていない。よくおっさんになると筋肉痛が遅れて出るとは聞くが、運動していないのに筋肉痛が出る筈もない。熱を測ると、37度5分。予定していた仕事を諦め、部屋に戻った。
 帰宅後入浴し、軽い食事を終えると薬を飲み、早々に就寝した。というか、起きていられなかった。風邪ならこれで治るはず、そう思ったことを覚えている。

 翌日、起床後、熱を測ると全く下がっていない。これは駄目だな、と思い、会社に連絡を入れる。薬が効かない時点で、風邪以外の病気の可能性を感じ、病院に連絡を入れた。電話で、発熱外来としての来院を求められたため、着替えを済ませ、指示された駐車場で待つ。すると、病院から連絡があり、指定の場所まで車で移動するように言われた。そこで鼻の粘膜を採取される。これが世に言うドライブスルーか、と変なところに感心しながら、再び駐車場で待つと病院から電話がかかってきた。

 見事に陽性だった。結果を知らせる前に、最近の行動履歴を聞かれたので、その時点で自分ではわかっていた。うわー、陽性か。出勤停止か。休日に出社しても期日通りの仕事ができていないのだから、後は推して知るべしである。しかし、もうどうにもならない。再び会社に連絡を入れ、コロナ陽性であったことを告げ、出勤停止となることを確認した。

 その後、指定された駐車場で料金を支払い、検査結果を受け取った。コロナ前から、会社と部屋の往復しかしておらず、何年も勝手に自粛生活を送っていたから、今まで感染せずに済んでいたが、まさか今さらかかるとは。帰宅後、買ってきたマックを食べながら、部屋で市内の感染状況を調べてみたところ、自分のあずかり知らない間に感染が拡大していることがわかった。やれやれである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?