バーニング大家氏について思うこと

 この記事を書こうと思ったきっかけは本日の彼のラジオです。

 内容的に、またタイミング的に、BANされたのは私を指している可能性が高いです。

 このラジオを知ったのは不動産軍師さんのツイートですが、「そんなに気にしてたんだ」というのが私の第一印象です。
 Xはとうの昔にブロックされていたので、彼が私の発信内容を知る由はなかったでしょうし、大家の会についても特段何かかき回してやろうという思惑は一切なく実際にしてもいなかったのですが、その結果がBANという訳です。
 大家の会への参加は完全に悪ふざけだったのですが、そこまで私が関わることが嫌なのであれば申し訳ないので、今後は基本的に彼に触れないようにしたいと思います。

 次に、彼に対する私のスタンスについて、それをアンチと呼ぶかどうかは各自の判断になるとは思いますが、完全に批判的な立場に立っています。その理由は以下のとおりです。

①ショボい大家であること
 零細大家という私の立場をいったん棚上げして述べさせていただくと、このコラムを見る限り、彼は大家として大したことはないと思います。

 コラムにもあるとおり、カスみたいな融資条件で大型物件を買ってテナントが埋まらない状況を強がっていますが、それにもかかわらず大家の会だ大家祭だとバカ騒ぎしているのは、申し訳ないですが惨め以外の何物でもありません。(今は埋まっているかもしれませんが)
 このことは幾度もXで擦り続けていますが、それなりにいいねが付いているのを見ると他の方にも受けがいいネタなのだと感じますが、ネタにされている本人が気に入らないのも無理はないと思います。

②社会的害悪の扇動者であること
 ここが私の一番言いたい点です。
 彼の経歴を簡単に説明すると、公務員(消防士)として働いている時期に不動産投資を開始し、一定規模に達した後に退職しています。

 まず、公務員の不動産投資について整理すると、公務員の副業は原則として禁止されていますが、不動産賃貸業は数少ない例外となっており、5棟10戸家賃500万未満であれば許可不要で行うことができ、この規模を超える場合は役所の許可(兼業許可)が必要となっています。また、公務員は営利法人の役員になることは一律で禁止されています。
 彼がこの兼業許可を得ていたのかどうかは定かではありませんが、彼が公務員時代に行っていた手法は、配偶者を代表にした法人を設立し、法人で不動産賃貸業を営むというものです。
 もちろん、配偶者が経営者として事業を営む分には問題ありませんが、彼の場合は、自分が実質的な経営者となって、仲介業者や金融機関と対応していたと主張しています。

 仮に彼が兼業許可を得ていなかったとすれば、彼のやっていたことは脱法行為です。
 表面的に見れば兼業禁止ルールを破ってこそいませんが、実質的には、形式的に配偶者を代表に立てた法人を隠れ蓑に、兼業禁止ルールの範囲を超えて不動産賃貸業を営んでいたことになります。
 たまたま在職中にバレなかっただけで、この実態が役所内で明るみになった場合、規模や態様の悪質性次第では懲戒処分を受けていた可能性は高いと考えています。

 公務員の副業禁止は、税金で安くはない給料が支払われている公務員に全力で業務遂行に当たらせることを意図しているものです。これは国民の皆様が願っていることであって、公務員が副業に現を抜かして本業を疎かにしていいとは誰も思っていないはずです。
 東大をはじめとする学生の官僚志望者の低迷がニュースになることも多いですが、そんな状況でも、若く優秀な方々が役所の門を叩き、長時間残業や理不尽に翻弄されながらも、国家行政の礎として与えられた業務に誠実に向き合っている姿を私は実際に見ています。
 このような方々が副業に精を出すようになれば、日本という国家が加速度的に衰退していくことは間違いありません。

 XのTLでたまに見かけますが、彼に触発されて不動産投資を開始した公務員は少なくないようです。
 私自身は公務員として不動産投資をやっていますが、他の公務員に勧めようとは思いません。公務員界隈で副業が広まることを世間が歓迎するとは思えないからです。
 彼の公務員不動産投資への影響力の大きさは否定できませんし、まして、脱法スキームの喧伝に躊躇がありません。
 彼のスキームを真似て信者が処分を受けた場合、彼は責任を取ってくれるのでしょうか。

 私は愛国者です。
 だからこそ、この国を誤った道に導こうとする扇動者がいるとすれば、黙っている訳にはいきません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?