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ep7 村境ルート探索#2(沼田原集落から下辻山、篠原集落へ下山)前編

全て初めてのルート

 2023年11月26日(日曜日) Murazakai北部の未踏地域である場所に出かけました。初めてのルートなので楽しみ過ぎて前夜はあまり寝る事が出来ませんでした。
 今回参加者は5名。2台の車でAM6:00橿原神宮前駅に集合し、五條市大塔町の篠原地区を目指します。ここは下山ポイントとなる場所で、旧篠原小学校の校庭が駐車場となっています。
 スタートは当初、国道168号線の村境部を想定していましたが、十津川村沼田原地区までそこそこ長いロードがあってルートもはっきりしていたので沼田原集落を出発地点としました。予定段階の過去記事

上の青い線が今回のルート


拡大地図

 コンディションは、スタート時マイナス2度ほどで、天候は晴れ。空気が澄み渡り、開けた尾根からは良い眺望が期待できました。風も穏やかで、汗ばむこともほとんどなく、ゴールまで水分はわずか250ml程度の消費でした。尾根道は風が抜けるため、止まるとかなり寒く感じましたが、お昼過ぎには天気もかなり安定し、日の当たる場所では暖かく感じる程でした。 撮影機材として一眼レフカメラとGoProを持っていきました。今回は、ネタ振りをすれば必ず反応してくれる、マムシの康文さん(ほぼ芸能人)がいるので、撮影も楽しみに出かけました。

沼田原(ヌタノハラ)集落

 ここは十津川村最北端の集落であり、十津川村から車でアクセスするには、一旦五條市に入って行く事が出来ます。知り合いの実家も何軒かありますが、話には聞いたものの訪れるのは初めてでした。まだ道がない頃は、十津川村の長殿集落から山越をしていくことができました。現在もその道はありますが、途中まで行ったものの、全てを歩いた事はありません。
ここの地区の名前から想像するに、昔は深い沼の様な田んぼが沢山あったのではないか?と推測されます。実際に風景を見ると、田んぼの跡が多数見られます。
 特徴的なのは北向きの斜面に集落が存在している事で、冬場は相当寒いのではないかと想像できます。十津川村各所の集落を知っていますが、ここまで北向き集落があるのは大変珍しいと感じました。

石垣が組まれた沼田原集落

素直に直登?先人の軌跡データ?

 集落をスタートして、いよいよルート不明の場所に入っていきます。ルート不明といっても昨年3月に沼田原集落から下辻山まで歩いた軌跡が残っており、山のアプリで確認することができました。その方の足跡をたどる方法もありましたが、ひとまず稜線に出る為、集落から見えている鉄塔を目指します。鉄塔までは管理道があり、急登ではありますが、迷わず登ることができます。高圧線の鉄塔であり、集落の上でクロスしているのが目印となります。

集落上の鉄塔は真下に入れる


 尾根に出てから下辻山までは東方に向かって歩いて行きます。地図読みにおいても、絶大な信頼をおける“焚き火の兄“が同行していましたので、我々はナビゲートについていきます。当初、全く道がないのかと思いきや、山道がはっきりとしている部分がありました。   
 1発目の高い山は巻き道があったので、そちらを進みます。しかし、途中で谷をトラバースする場所の足元が悪く、滑落を避ける必要がありました。少し戻って尾根へ復帰する急登するルートを選んで登りましたが、中々の登り。ただ、今回もメンバーは強者ばかりなので止まる事無く登り切りました。

四つ這いで急登に挑む


 ここは初めから真っ直ぐに尾根を歩いても良いかもしれません。また、我々の以前に歩いた方の軌跡データを見ると、尾根の北側を歩いていました。おそらく杉林の中を進んで進んだのだと思います。確認はできておりませんが、山仕事をした人たちの踏み跡が残っているのかもしれません。

 序盤からすんなり行かず、息が上がる急登を登り、体力に自信が無い私。この先はどうなるのか心配しましたが、それ以降の尾根は開けていて歩き易かったです。

後半へ続く

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