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私立高校の経営問題。

少子化ですから、今後も生徒減に苦しむ私立高校は増えてきそうですね。

学校内には生徒募集を司る部署は設置されていますが、一般の教員が分掌の一つとして任されるのみで、マーケティングの専門家が配置されるわけではありません。また、定期的に異動が発生しますので、マーケティングの技術も蓄積されていかないように思います。

一昔前までは、部活動や進学の実績で生徒は集まりました。募集方法も、中学校の先生に働きかけていれば十分でした。が、インターネットの発達とともに、自分自身で情報を集める親や生徒が増えました。

生徒側の学校を決定するフローや生徒の環境が変化しているのにもかかわらず、学校側のマーケティングは何ら変わっていません。ここに問題があります。

英会話授業の導入や自販機設置など、表面的なものではなく、根本を変えていかなければなりません。法人の経営陣がマーケティングの必要性を理解し、一人ひとりの教員が危機感を持って取り組まない限り、私立高校は衰退する一方でしょう。

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