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美大時代⑤


大学1年の秋。
私から告白をし"友達"だった男子と付き合うようになった。

11月。芸祭のシーズン。
サークルの模擬店で売り子をしているとその彼氏のクラスメイト達が"〇〇の彼女を見に行こうツアー"がこっそりと組まれ、
私は見せ物になった。

芸祭には自分の作品も展示したりして、初めて見ず知らずの人から感想をもらい、
充実した日々を送った。

山奥にある大学なので、昼はあったかくても
夜は凍えるほど寒い。

芸祭の最終日には花火が上がった。
OBOGが差し入れしてくれたお酒を飲み尽くし、ベロベロに酔っ払いながら、花火を震えながら見た。青春だった。

芸祭は最高に楽しかった。


おばあちゃんの事もあって、私は実家に寄り付かなくなり、一人暮らししてる彼氏の家に泊まる事が多くなった。

大学から一緒に電車に乗って帰り、駅のスーパーで食材を買って食べて、次の日朝また大学に行く。そんな日々。
着替えを取りに行く為だけに実家に帰る。

親からは当然めちゃくちゃ怒られた。

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ちなみに読んでる方はうっすら気づいてるかもしれないけど、この彼氏というのが
現在の旦那さんだ。








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