ティンダー41人目/占い師②

渋谷スクランブル交差点のとこの、甘栗屋さんの前で待ち合わせ…って。待ち合わせからしてクセが強い。

1月からLINEや電話でやり取りして
会うのは初めて。

甘栗屋さんの前で待ってると、ややぽっちゃりとした男の人が忙しなく手帳を操っていた。

こんにちは、と話しかけるとやっぱりその占い師だった。
クマみたいな体型でしょ、と自虐する。
でも実は私の旦那さんの方が太っているので、全然体型は気にならない。

歩きながら、スプーンさんの写真を見せて欲しいと言われ私は急いで探す。
スプーンさんの写真を見たいのは興味本位らしい。

ビッグエコーに入る。
ここはこの前の42人目とも来た場所だ…
若干のトラウマ。

部屋に入ると、レモンサワーを2人とも頼みつつ
さっそく占いに使う石を並べる。
さあ選んでください、という事で
過去、現在、未来、
恋愛運、金運などそれぞれにパワーストーンを選んでいれていく。

これで、おしまい。
あっさり。

あとはスタジオに持ち帰って、鑑定するらしい。結果が出るのは後日。

普通だと紹介制で、一回3万円とってるらしい。

細かく書かれたメモをもとに簡単に話をする。
私は来年の夏頃にすごいモテ期がくるらしい。
しかも1人とか2人ではないと。
まじか。

さっき選んだ石は金運がいいというものだったから、でも専業主婦だからどういう事だろう…と。などなど。

仕事につながるのかな、と私が描いたイラストを見せたりする。

また、
スプーンさんとの事、
ワンナイトじゃなく、続いたという事は少なからず恋愛感情が彼にもあったという事。

でも流産という大変な時に、
一番寄り添わないといけない時に、
彼は自分のことでいっぱいいっぱいになり
逃げたという事は器が小さい事、

法にスレスレの方法で彼を離れさせないようにする方法がある事。。等々。

そしてお酒を飲みつつ雑談する。

占い師は偉く酒豪で、今夜も飲み会の予定が入ってるらしい。ちゃんぽんのみが好きだと。

占い師が昔クラブのボーイをしていて
そこで占いの師匠と出会って、昼間は占いを学び、夜はクラブで働いてたこと。
すべてのシャンパンの味が違うのを当てられる事。

私の運勢がとてつもなく変わってる事。
スプーンさんも、どちらかというと変わってるんだけど、比べ物にならないくらい私が変わっている事。
変わった運命を持つ人は自殺する事が多くて
長く生きられない事。

私が自己開示が苦手で自己評価が低いからバランスよくそれを戻すこと。

水商売してる人からの相談も多くて、やらしい話を真面目な顔して聞いてるけど、実は半勃ちになってしまう事。等々。

占い師は話をする事が好きで、
相槌を打つ時間が長くなる。

ここら辺で
レモンサワー、ブドウサワー、モスコミュールと立ち続けに３杯飲んだ私も酔いがまわる。

「ここ(占い師と私)の関係は何も起きないの？」と冗談半分で聞いてみる。

そこからカラオケボックス恒例の、
キスしてみますか？の流れになる。隣に座る。

甘いベロチューをくらわすと
頭クラクラしてきた…となる占い師。

実は待ち合わせで最初に私を見た時から
まずいな、かわいいな、と思ってたらしい。
もっとケバい化粧の人が来るものと思ってたら全然違ったと。

そんなん言われたら…と
私も酔いが回っていたのでしっかりと覚えてないけど、
フェラからのごっくん2回をかまし、

乳揉みされながらの自分でオナニー、

カラオケボックスは、

なんでもありのすけべ空間になってしまった。

占い師はやばい、やばい、と混乱していた。
こんなつもり私も彼もなかった。

といいつつも…

私は悪女なので、酔った頭の片隅で占い師に、私の味方について欲しかった。
だから女を使った。

占い師をメロメロにさせる事に成功した。(と、思う)

終わり時間が迫ってきて、一旦タバコを吸いに出る占い師。
私はその間に2曲歌う。

米津玄師とブルーハーツ。

ブルーハーツの情熱の薔薇を歌ってる間に占い師が戻ってきて
世代だねぇーと一緒に歌う。

そして解散した。

今回のnote書きながら私は自分でも
自分を酷い奴と思う。
清純？笑っちゃうね。

占いの結果は、また後日追記する。