それぞれの決着の付け方
久米島、タビノネ学童の子どもたち。
日々いろいろな理由で、ケンカ、揉め事、トラブルが発生します。
そして、その一つ一つに、それぞれの決着の付け方が生まれます。
・ごめんね言って欲しい
・ごめんねはいらないけど、約束して欲しい
・わかったよ、次回はおれな!
・じゃんけんで決めよう!
・今日は無理だ…
時には思いもよらない決着の付け方が登場。
実にこれが摩訶不思議。
最近の2つをご紹介しましょう。
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①感情は高まっているのに【にらめっこ】
1年vs4年(原因はモノの取り合い)
方法自体は力が抜けるけど、勝ちたい気持ちはあるため、2人ともかなり本気です。
カーン(ゴングの音)
おっとー、最初から定番の相手を「見ない」で変な顔をするというズルの応酬だ!!
両者、顔を潰したり白目にしたり、あの手この手で相手を見ません!!
さあ、どうなのるか!?
2人きりだと決着がつきそうもありません!!
(こんな時はなんだなんだと集まってきた周りの子どもたちの実況が勝敗を左右します。)
野次馬A「〇〇それはやばすぎだろ!!」
野次馬B「うわ!〇〇白目じゃんか!!
クスッ
カンカンカーン
勝負あり(勝者1年)
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②めちゃくちゃ言い合っていたのに【カバの口】
1年vs 2年(原因はモノの取り合い)
突如として提案された「カバの口対決」。
なんのこと?!と見ていると、どうやらどっちが大きく口を開けられるかで勝敗をつけるとのこと。
喧嘩の途中でいきなりこの対決を提案する方もする方だし、「いいよ!」と受け入れる方も受け入れる方な気もするけど、、この際、関係ありません!周囲も含めて謎の盛り上がりを見せています!
カーン(ゴングの音)
「定規持ってきて!」そう言われた大人が笑うのを堪えながら30センチ定規を持ってきたー!!
さー、まずは1年生!
「あー!」
「…6.5センチ!」
「おぉー」
続いて2年生!
「あー!」
「…7センチ!!」
「うおぉー!!」
カンカンカーン
勝負あり(勝者2年)
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…実に謎です。
なんで口が大きく開けられたら、このマットを使えるんだ…?
しかし、大人からすると謎の決着方法でも、子どもたちなりに納得感を得て、それぞれの遊びの世界へ戻っていくのです。
…というか決着の付け方も遊びだったのか。
言い負かす、とか、じゃんけんじゃつまらん。
だったらもっと遊んじゃえ…うん。
きっちりしないグレーの世界だからおもしろい。
トラブル回避ばかりじゃないからおもしろい。
でも、今度、なんでカバの口対決を思いついたのかは聞いてみよう。
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