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Day12】「思い立ったが吉日」こそ起業の心得とせよ!

1.ドッグカフェ「リアン」

廣嵜さんのドッグカフェ「リアン」

先日、経営実践研究会の一二理事のお誘いで、大阪の九条商店街にある株式会社シュクレサレの廣嵜(ひろさき)さんのオープンしたてのドッグカフェ「リアン」さんにお伺いしました。

ドッグカフェという事で犬関連のお仕事をされているのかと思いきや、就労支援A型B型やケアセンター、発達障害の方が働ける場所としてのカフェの運営などをされている会社。
それがどうしてドッグカフェのオープンに至ったかもありますが、そもそも9年前に就労支援で事業を立ち上げられたのも、今回のドッグカフェと同じく廣嵜さんの身近に起こった身辺状況により、その時々でそうする方が良いのではと思われたから。

何のこっちゃと思われますが、社会課題解決を志す人の集まりである経営実践研究会においても、まずこういう課題があって、だからこういうスキームとマネタイズを考えて、こういう人達と共に事業を進め、達成指標を掲げ解決を目指す!
という順番になる事が多いかと思いますが、廣嵜さんの場合は主張よりも先に今こうした方が良いと思ってと次々に事業を起こされ、結果今回のドッグカフェでなんと7つめの事業。

そしてそこにたくさんの生き甲斐を感じる人たちが活き活きと働いている。
その中にはハンデを背負った人たちもいる。

2.シャッター商店街が驚きのコンセプト商店街に。

商店街の一区域が廣嵜さんの運営する様々な形態の福祉事業所が集まるコンセプト商店街に!
写真引用 : シュクレサレHP

更に身辺の事情で各事業の拠点を近くに置こうとした結果、シャッター商店街が廣嵜さんの形の違う福祉事業所が点在するコンセプト商店街に!
これにも驚きました。
日本全国で増えているシャッター商店街の新しい活かし方のヒントになるのではないか!

しかもそれが、7つの事業と同じく初めから計算されたものではないという事実。
廣嵜さんのその時その時の直感的な動きの積み重ねが、人の集まりや他にないビジネスモデルや課題の解決を生む結果に繋がっているという、通常の計画ありきの言わば逆のパターン。

3.気負いのない事業の進め方に人が集まる。

また、主張の強い者の周りには人が集まらないと経営実践研究会の藤岡会長が仰られていましたが、その逆を見せて頂きました。

スキームより、まず直感的な行動。
だってそうする方が良いのではと思ったから。
それが列車の様に繋がって課題を解決していく。
凄い!
ボクもそうですが、社会課題は何か、解決への進め方をどうするかを考える時間に多くを費やし、下手すればその答えが出ずに行動どころか頭の中で行き詰まる。

それが如何に無意味で無駄な時間かという事を学ぶ事ができました。

たいていの成功者は他人が時間を浪費している間に先へ進む。
これは私が長年、この眼で見てきたことである。
ヘンリー・フォード

福祉事業とドッグカフェ、どういうスキーム、ビジネスモデルなのかを訊こうとしていた自分が小っさく思えてしまいました。

社名のシュクレサレは強すぎず弱すぎず丁度よいという意味との事です。

廣嵜さんのお話しは、私はこうせねばならないと思っている、なんて話はなく、そうする方が良いと思ったから、が主体。
まさにシュクレサレ。

廣嵜さん、お誘い頂いた一二理事と。
この視線の先には10名ほどのプードルちゃんの飼い主の方たちが楽しそうにワンちゃんとの時間を過ごされていました。

ドッグカフェも人が写るので店内の写真を撮れないくらいワンちゃん🐶連れのお客さんがいっぱいでした。
(食事も本当に美味しく、ワンちゃんを連れていなくても楽しめますよ)

4.他のドッグカフェとはコミュニティ力が違った。

ボクが行った他のドッグカフェ。 他の飼い主とのコミュニティ感はなかった。
ここもワンちゃん同士、それぞれの席があえて離されている。

僕もドッグカフェはあちこち行きましたが、こんなにお客さん同士が一緒に笑っているドッグカフェは初めてでした。
店の中までシュクレサレ。

廣嵜さん、恐るべしでした。

事業はやはり思い立ったが吉日、を強く学ばせて頂きました!

https://silyukuresare.com/

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