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Day3】愛犬共生住宅時代の幕開け #3

5.「 イベントか、インフラか 」

昨年2月、家が汚れるという理由で遺棄されたパグ犬。真冬。
翌日発見され親が引き取り命が繋がった。
ボクの姻戚の話。。
怒る方もおられるだろうが、怒るだけでは何も解決はしない。

最近は少しずつペットリフォームをうたう住宅メーカーや工務店がネット上に出てきました。
5年ほど前にボクが調べた時は、本当に少なかったと思います。
ただ、そのほとんどがペットブームにあやかったイベント(楽しさ)型提案であり、犬を飼う為の根本的な対策やコミュニティ、殺処分、飼育放棄、医療費等を減らすインフラ的要素として捉える会社は皆無と言っても過言ではありません。

「愛犬共生住宅」は、インフラ(社会課題解決)型提案を進めるものです。
〈 愛犬共生住宅®️事業は大阪府が連携する、おおさか社会課題解決ファンドに採択時105社中5社で採択されています 〉

また、多くの他の提案は、そのほとんどが「持ち家」を新築として建てる人やリフォームを考えている人が対象です。
しかし、自らもそうである様に、他オーナーがおり、入居者に対策や修繕をできる自由がなく規約も存在する「賃貸住宅」こそ不可抗力的な問題が多く発生します。
ボクがまさにそうでした。

昨年6月、3頭目となる行き場のない保護老犬を仕方なく迎え入れ、オーナーから即時退去指示。
3頭飼える賃貸物件が見つからず、職場もある豊中市から大阪市内へ転居。
通勤や生活に支障が出る事は必至だが、せっかく幸せになれた老犬を手放す理由にはならないと引越しを決意された。
ボクの会社の2件隣の賃貸物件で。。
「愛犬共生住宅」の必要性をその方に逆に説かれる。
ボクがソフトという、「しつけ」「愛情」「責任」「覚悟」で解決する問題なのか。
ハードという、「住環境」の整備も必要。

この「愛犬共生住宅」のプロジェクトは、増え続ける空き家や空長屋を利用し、全国に先駆けて「工務店自ら」が、愛犬と暮らす為の工夫やコミュニティの可能性を実践施工し、賃貸物件として愛犬家に住んで頂く事を1つのフェーズとしています。
それが保護犬であれば、なお良しと考えます。

先日、熱海にてレオ財団の橘会長と「愛犬共生住宅」について少しお話しさせて頂く機会がありましたが、それをコミュニティ・デベロップ(community develop)と言うんだ、これからの都市の開発にすら必要になるファクターなのだ、ぜひ進めるべき!とお教え頂きました。

6.  ターゲット = 誰に届けたいか

カテゴリー1  :  interest or business
1)犬が好きな方
2)賃貸物件で犬を飼っている方
3)殺処分の減少に関心のある方、原因を知りたい方
4)犬を飼っている方、またはこれから飼おうと考えられている方
5)犬の保護や譲渡活動をされている方
6)ペット可賃貸物件、ペット同伴宿泊施設、老人ホーム等福祉施設のオーナー
7)空室問題を抱えておられる物件オーナー、管理会社、不動産会社
8)空き家を持っておられる方
9)ペットショップ、トリマー店、動物病院、ドッグカフェ、犬の学校、ホテル等の関係者
10)住宅に興味のある方

カテゴリー2  :  social work
1)母子父子家庭
2)単身高齢者
3)引きこもり児童、成人
4)老人ホーム、放課後等デイサービス等の福祉施設
5)孤児院
6)養護施設
7)幼稚園、保育園
8)小中学校、高等学校


という事で、次回は「どんな役に立つのか(変化)」を。

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