見出し画像

ひとりとっとり②

13時半からスタートする「鳥取砂丘をセグウェイで駆け巡る!」ツアーに参加するのに大寝坊をかましたオイラ。

レンタカーをぶっ飛ばして(60キロでね)
休憩ナシで鳥取県へ!
13時半ぴったりに到着。ていうかちょっと遅刻。ガイドさんすみません、、


鳥取砂丘は天候が変わりやすい地形のようで、「当日ツアー直前に雨が降り、急遽中止になることもあります。予定を組めない方はキャンセルでも大丈夫です」と連絡がきていた。
そんなもん関係ねぇ!中止になっても別日に乗ってやる!と思ったのは私だけのようで、他の予約者は全員キャンセルされた模様。

つまりガイドさんを独り占めできるのであーる!!!
声がゆりやんレトリィバァに似ている可愛いお姉さん。同年代くらいかなぁ。

「北海道からのお客さんは初めてです!」と言われて舞い上がる。

早速セグウェイの乗り方をレクチャーしていただくと、飲み込みが良すぎて褒められる。
我、さらに舞い上がる。
ガイドさんの言い回しも常に面白くて楽しい!!なんていい人なんだ…
みなさん!ユーモア溢れる女二人が鳥取砂丘にいますよ!!


天候は曇り空だが、気温が低めで過ごしやすい。
予報では☔️マークだったのに、ツアー中はほぼ雨が降らなかった。
こういうときは素直に神様を信じている。
ありがちょ。

テレビでよく見る鳥取砂丘の馬の背から1、2キロ離れたところで、セグウェイと駆け回る。


風が気持ちいい。灰色の日本海が見える。
誰も私のことを知らない。

ツアーの内容はここに書き残さない。
気になる人がいるならば、行けばいい。
大丈夫、めっちゃ楽しいから!!!
たとえ参加者が一人でも!笑

一見、砂漠かもわからない場所


ザリザリした甘い粉、通称「砂」をかけて頂く




セグウェイ楽しかった……でも疲れた……
馬の背、行くのやめようかな…

なんて思いつつ、車は鳥取砂丘の観光駐車場へ。せっかく来たからね。

すでに夕方で、観光客は10人もいない。
天気がよくないからラクダもいない。

ラクダたちの高齢化により、人を背中に乗せたり、お散歩をするのは控えめに調整されているそう。
ラクダに乗る!と意気込んで来ちゃったけど、なんかごめぇん…
でもラクダの子が訓練中のようなので、いつかお目にかかりたい🐫



砂丘をのそのそ、一人で歩く。
目的地が大きすぎて、近く感じるけどなかなか辿りつかない。
往復40分とか書いてたなぁ。

オアシスは、曇り空が映って、薄い青。
細かいさざなみが見えた。


馬の背に到達すると、それまで感じなかった風がびゅんびゅん吹いて、飛ばされそうになった。
日本海側は、ジェットコースターの急降下する角度のように下が全く見えない。
このまま落ちて遊びたかったけど、こらえる。だってビルの11階くらいの高さがあるって聞いたから。ひょぉぉ〜



ふいに下を見ると金色の指輪が埋まっていた。
誰かの落とし物。ありゃりゃ。
試しに左の人差し指に嵌めてみるとぴったり(嵌めるな)

鳥取の交番に行ってみた。
おじちゃん警察官が「砂丘で拾ったんか!すごいなぁ、指輪が見つけてほしかったのかもなぁ」
なんてことを言ってくれた。

そうか。私はこの指輪に呼ばれたから、はるばる鳥取まで来たんだ、と思うことにする。


残念ながら紛失の届は出されていないようで、10月2日を過ぎても持ち主が見つからなければ私のもとへ届けられることになった。
せっかくだから。


指輪を無くした人へ。大事なものだったらすぐ交番に届け出たほうがいいですよ。
ただのコレクションのひとつで、思い入れもなくて、無くしても平気なら、そのままでいいです。
私の指輪になります。


指輪が欲しいんじゃない。
指輪に選ばれたいんだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?