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鷹村アオイさんのパーソナルイメージ診断が凄かったよという話

皆さんは『水見式』をやったことはありますか?

私はやりました。
なんか、こう、いいですよね。自分の属性?的なものがわかるの。

純粋なオタク欲求でスタートを切る

自問自答ファッション*と出会い、ファッションに興味を持つようになってから、イエベ春?夏?ウェーブ?ストレート?みたいな表記を見かけることが増えました。
イエベ、ブルベの概念は一応知っていますが(自分が何かは知らない)、春や冬や、ストレート、ウェーブといったものが何かは全然わかりません。

調べてみると、『イメコン診断』というものが世の中には存在しているとのこと。

へえー!なるほど!と思いつつ、「私は『似合う』より『好き』で服を選びたいしなあ…ー」と知識もないままクソ生意気なことを考えて、あまり興味を持ってはいませんでした。

でも一応、どこでどんな感じで受けられるか調べてみようかなあ……と色々調べて見つけたのがこちらのサロンです。

待って⁉️‼️‼️‼️⁉️⁉️⁉️‼️⁉️
鷹村アオイさん
⁉️⁉️‼️‼️⁉️‼️‼️‼️⁉️

──鷹村アオイさんと言うと、オタクならばこの記事を読んだことがある人も多いはずです。

麗しさもさることながら、何よりそのマインドが滅茶苦茶素敵!!!!

現在進行形でオタクかつ、過去にコスプレを嗜んだりしていたことから、「鷹村アオイさんのサロンに行ってみよう!!!診断を受けてみよう!!!!!」と唐突に思い、ほぼ情熱と好奇心でイメコンの予約をいたしました。

「似合うを知りたい!」「垢抜けたい!!」
といった気持ちではなく、
「自分の属性的なやつを知るの楽しそう!!」「鷹村さんにお会いしたい!」
といった100%オタク的な心境でした。

※自問自答ファッションについては、あきやあさみさんの発信や書籍を是非是非!!↓

※私の自問自答ファッションとの出会い等はこちら↓

「褒めて伸ばす」というより、「褒めがガチ」

最寄の長岡駅から歩くこと10?15?20?分(記憶が曖昧)、猛暑のため、汗でメチョ……となりつつサロンへ到着。
汗でメチョ……となっていたり、緊張で声がヘニョヘニョしている私を、鷹村さんが温かく出迎えて下さいました。

いきなり汗でメチョ……となって大丈夫なの!?という感じですが、私は常時すっぴん野郎なので大丈夫でした(大丈夫なの!?)。

「普段のメイクでお越しください」とのご指示に、私は少し悩みつつ、すっぴん(普段)で行きました。
自問自答ファッションと出会ってから、以前より遥かに良くなってますが、容姿コンプレックスもまだまだまだまだまだ強い!!!!
そのためメイクが大の苦手で、いまだに全然できません!!!!!!!!!

そんな私の容姿コンプレックスの根強さをタハハ……となりながらお話しすると、ただでさえ顔がいい鷹村さんが、キリッ…!としたお顔になり、「そんなことはないですよ」とガチトーンで色々褒めてくださいました。

鷹村さんのトーンがガチなので、私も「そんなことないですよぉ〜☺️💦」などと口を挟むことができず、真剣に聞き、真剣に「えへ、えへへ、そうですかね、えへ」と始終照れてました。

褒める、というより「良いところを真剣に見つけて教えてくださる」という感じです。

その中で、鷹村さんがお話ししてくださったのがこのお話しです。

私はオタクなので、よくゲームに例えます。例えば戦士をレベルアップさせる場合、攻撃力を増やしませんか?魔力が低いからと魔力を増やしても、せいぜい平均くらいになります。それより、もともと攻撃力があるのでこの得意をさらに強化する。攻撃力を上げる。そうすると戦士は唯一無二の頼れる前衛になります。

パーソナルカラーも同じだと思っています。
自分が持っている低い部分を伸ばすより高い部分を伸ばした方がオーラがあがるのが顕著です。

Damask rose公式サイト『パーソナルカラーとは?』より

つまり、鷹村さんの褒めはガチです。
「あなたの強みはここ」「ここを伸ばすといい」という診断は、この時点ですでに始まっていました。

「こんな診断ある!?」(善逸声)

嬉しいことに、私は『目』をとても褒めていただいてテレテレしてました。
私のコンプレックスの丸顔も「可愛らしい」と褒めていただいてテレテレしていましたが、ここで問題が発生します。

そう、私はあまり、可愛らしくなりたくない…!!

この辺りで、私の性自認が(恐らく)ノンバイナリーなこと、あまり女性らしい格好をしたくないこと、メンズ寄りの格好が好きなこと、可愛いより、かっこいいになりたくて、どうやってもそうなれない自分がコンプレックスなことをポツポツとお話ししました。
私自身まだ自分のことがよくわかってない状態で、ワタワタと支離滅裂なまましたお話を、鷹村さんはウンウンと聞いてくださいました。

「可愛い系男子とかいいですね」
と、私の『あまり女性らしい格好をしたくない』という気持ちと、鷹村さんが見つけてくださった私の強みである『可愛らしさ』のど真ん中を突いた折衷案も出してくださいました。

そんな中で、好きなキャラクターの話になった際、

私「鬼滅のキャラは、みんな絵柄的に丸い感じでもカッコよくて素敵ですよね。炭治郎とか好きです」

エヘヘ☺️とお話ししたら、鷹村さんがジッ…と考え込まれました。

鷹村さん「……炭治郎もいい男ですけど、善逸とかどうですか?」

どうですか!?!??!?

鷹村さん「鼻毛石さん、善逸コス似合いますよ」

善逸コス似合いますよ!!!?!??!

まさかの展開に「マジですか!?」とクソデカ声でビビっていると、本気のトーンで鷹村さんは、

「上弦の鬼を一人で倒したのは善逸だけですからね……」

としみじみ呟かれました。
カ………カッコイィィィィイイイ………。

善逸は私の友人の推しですが(謎情報)、私は彼をどちらかと言えば「可愛いキャラクター」として捉えていました。可愛いよね!!!!!下がり眉でエーン😢ってしてる所とかね!!!

ですが、鷹村さんがしみじみと彼の“強さ”を語ったのを聞いて、「善逸、カッケェ……」と痺れていました。

その時、なんだか、「丸顔だからカッコよくなれないんです…😢」としおしおしていた自分の気持ちが更新されて、「丸顔だからとか何だとか関係ない!!」「可愛くてもカッコよくなれる!!!!!」「カッコよさは100億種類あんねんで!!!!!」となんだか自信がつきました。

あと、鷹村さんが「わー!炭治郎いいですね!」と同調するでもなく、ガチのトーンで「……善逸どうですか?」と仰ってくれたことで、「わ、私、本当にかわいい系なんだ……自信を持とう……」となんだか背筋が伸びる心地で思いました。
鷹村さんの褒めはガチです。(二回目)

寺生まれ並みに、色って凄いと思いました

オタ話に花を咲かせつつ、パーソナルカラー、イメージスタイルについての解説が始まります。

「なんか楽しそう!!」
「鷹村さんにお会いしたい!!」
という気持ちでやってきているオタクなので、パーソナルカラーのことが全然わからなければ、パーソナルイメージについても全くの無知だったので、この辺りのお話はめちゃくちゃ面白かったです!!
これまで首を傾げながら見ていた、春夏秋冬の意味が、ようやくわかりました!

色味についてのお話も鷹村さん独自のお言葉で説明してくださるので、とてもわかりやすく、「血を抜く……」「血を足す……」「闇堕ち……」といったカッコイイワードも飛び出すので、最高にゾクゾクしました。
……お恥ずかしながらベヨネッタは未プレイなんですが、「血を抜く」と鷹村さんが仰った時、スタイリッシュ魔女の姿が脳裏をよぎりました。
カッコ良すぎる。

説明を受けてから、さまざまな診断がスタートいたします。
(メイクもしていただきました!!)

で、パーソナルカラー診断が、マッッッッッッジで凄かったです!!!!!!!

恥ずかしいけど顔を載せちゃう!!

見てくださいよ、この差!!!!!

ヤバないですか!?!?
カメラの補正とかでなく、私の体感としてもこのくらい、顔周りの色によって顔色が違って見えました!!!!
なんということ!!!!

鷹村さん曰く、「濁色ではなく、清色が得意なタイプ」とのこと。
※濁色=濁った色(純色にグレーを足した色)
※清色=澄んだ色(純色や純色に白・黒を足した色)

ではここで、私の持っているTシャツを見てみましょう。

ほぼくすみカラー。

この中で、着ていて「似合うね」と言われる色が、

この茶色です!!

これ、清色に近いからなのでは……!?
と思わず納得するくらい、清色と濁色で顔色が違って見えました。
色って凄い……!!

※似合う色も、ただ顔色がよく見えるだけじゃなくて、いろいろアドバイスがございました!!
これもめちゃんこ面白かったです!!並行……!!

過去と和解せよ

ベースカラー診断、パーソナルカラー診断、骨格診断、フルコースを終えたところで『パーソナルイメージ診断』の結果発表です!

後々色々調べてわかったことなのですが、『パーソナルイメージ』というのは、鷹村さんのサロンのかなり特徴的な診断ではないでしょうか?

パーソナルカラー診断はとても多くのサロンさんが行っているようですが、トータルで見たイメージを提案してくださる、というのはかなり珍しい気が致します。

私の結果はと言いますと、こちらでした!ジャンッ!!

『カジュアルモード』!!
個性的なデザイン!柄物!!!
個人的に、ふんわりフェミニンなものが似合うという結果でなくて良かったぁ……とホッとした気持ちではありましたが、『個性的なデザイン』というものに、なんとなく、心の一部分がヒリヒリと反応していました。

というのも、私は過去、「どこで買ってくるの!?」というような服ばかり着ていました。
(※買うのは古着屋です)
白いドクロが浮かぶ真っ赤なセーター、謎のおっさんが真ん中に刺繍されたタンクトップ、ズタズタになった黒いTシャツetc……。
でもそれらのトンチキな格好は、私の中では、好きだから着ているというよりも、「攻撃」というような位置付けでした。

 結果、「周りと違うってだけでいちいち気にするなんてダッッッセェな!!」みたいなポジティブなようでいてひん曲がった根性が爆発し、『内履きを金色に塗る』という奇行に走り、靴についてはあんま言われなくなりました。
『奇行に走ると周りが黙る』というのは、幼少期に得た、(良くない)処世術の一つのように思えます。

これは、私が家庭の事情でボロボロのお古の上履きを履いていた際、周囲から注意を受けて、その結果、なんか嫌になって上履きを金色に塗って履いていた、というエピソードからの抜粋です。

『奇行に走ると周りが黙る』
その処世術の延長で、周囲に対して「うるせえ黙れ!!」と恨みをぶつけるようにして、トンチキな格好をしていたような気がしていました。

ある程度大人になり、自問自答ファッションと出会って、恨みがどんどん成仏した結果、なんとなく、派手な服はやめよう、という気持ちになっていました。
派手な服を着ることは、私の中で「うるせえな!!」と、周囲に恨みをぶつけることとイコールだと思っていた気がします。
よって、「もう勝手な恨みをぶつけるようなことはやめよう」と、着る服ははくすみカラーなど落ち着き気味の色が主でした。

しかし、ここで、「個性的なデザインや柄物が似合う」という診断結果が出ました。
私自身がパーソナルカラー診断で、似合う色、あまり似合わない色が存在することをバシバシ感じていたので、「個性的なデザインや柄物が似合う」というのも、マジでコレが似合うんだろうな、と、ガチ情報として信じられました。

例え似合ったとしても、「着たくないな」と心が思えば着なくてもいいのが自問自答ファッションです。
果たして、私は「個性的なデザインや柄物」を着たいのだろうか? どうなのだろうか?とウンウン考えこみました。そして、考え込んでいくうちに、いろんな思い込みに気付かされました。

派手な服を着ることは、別に「攻撃」とイコールではない。
今はもう周りに対して「うるせえ黙れ!!」という怒りは感じていないのだから、派手な服に罪悪感を感じたりしなくていい。
わざと他人にドン引きされることで、自分を守ろうとしなくていい。
自分の中の好きという気持ちを、自分の意志で大切にすることが、一番自分を大事に守ることができる。
そんな、あたりまえ体操なことにも気が付きました。

過去の恨みや、それに対する現在の罪悪感をとっぱらって、
「『個性的なデザインや柄物』を着てみたいと思う?」
そう、自分に尋ねれば、
「うん!!!!!!!着たい!!!!!!!」
と元気な返事が返ってきます。

私の好きなブランドは『Paul Smith』、ブランドコンセプトは『捻りのあるクラシック』です。
落ち着いたクラシカルでシンプルな中に、ハッと目を引く面白いものが混ざっているような、遊び心あるデザインがたまらなく大好きです。

落ち着いた綺麗めの服もあれば、「!?」となるような鮮やかで個性的なのものもあります。
私はなんとなく「地味なものの方が私には“合っている”だろうな」と、落ち着いたデザインのものばかり見ていました。

ですが、診断を受けて、自分の気持ちに「個性的な服を着てみたいと思う?」と尋ねて、「うん!!!!!!!!!」と元気な返事を返してからは、鮮やかなデザインにも目が行くようになりました。

パキッとした幾何学模様のカットソー。ネオンカラーのロブスターがど真ん中に描かれたニット。トマトの蔦をイメージしたポップなシャツ……。
どれも見ていてウキウキと心が踊ります。

「私にはこちらの方が“合っている”だろうな」
とクラシカルなアイテムを手に取っている頃も、もちろんウキウキとしましたが、
「私にはこれを着る“資格”はないんだ」
と、個性的で鮮やかなトンチキ服をそっと除外している時には、罪悪感を抱きながら、ちょっとした悲しさも感じていたような気がします。

今ではそれがなく、ひたすらウキウキとしております。最高。楽しい。
本当に、『憑き物が落ちた』というような気持ちです。

なんだか、『似合う』を追いかけていったら、人生の伏線回収かのごとく、過去の自分と向き合うことになったので、『似合う』というのも、ただ「これが合いますよ!」と外部から与えられるものでなく、自分の中の色んな感情と複雑に関係し合ったものなんだなあとしみじみ思いました。

カウンセリングが丁寧な鷹村さんのサロンだからこそ、より強く感じたのかもしれません。

『似合う』って不思議だね

最後に、パーソナルイメージ別にさまざまなファッション情報の詰まった小冊子を頂戴しました。
ページ後ろのメモ欄には、同じタイプの芸能人や、おすすめのブランド、雑誌、鷹村さんからのメッセージが手書きで記入されています。

私がいただいた冊子には、『我妻善逸』の四文字熟語がバッチシと書いてありました。こんな診断ある!?(二回目)
本当に、オタク心に寄り添っていただける、素敵な診断でした。

また、メンズライクの服が好きだともお話ししていたので、メンズ版の方でも冊子を頂戴しました!!(別料金)
こちらにも、同じく手書きでメッセージを書いていただきました。

サイトで、17タイプのイメージスタイルを見た時、「物凄く女性らしい格好が似合うとかだったらどうしよう……!」「でも、何が来ても、一応は受け止めるぞ……!」と実は悲壮な決意を固めていました。
なので、「メンズ版の方もご用意しましょうか?」とサラリと鷹村さんに仰っていただけて、凄くホッとして、ちょっと涙ぐみました。

『ある程度の年齢になったら、ちゃんと女性らしい格好をしないとどうしても似合わない』
そうした思い込みが物凄く強くあったので、そんなことはないんだなあとしみじみ思いました。

似合う色、似合うメイク、似合う髪型、似合う服、似合うベルトの位置、アクセサリーの形、アクセサリーの位置。(ついでに似合うコスプレ)
様々な『似合う』を、鷹村さんの手腕によって見せていただきました。私一人では見つけられない、とても素敵なものを見せていただいたなあという気持ちです。
ですが、『似合う』というのは、決してこれまでの自分と無関係ではなく、地続きなのだなあという思いを強めました。
駄目で醜い自分を捨てて、美しい他人になるわけではなくて、自分の中にずっとあったものをグッと引き出していただけた、そんな感じです。

だからこそ、こうして診断が終わった後も、「メイクの勉強を頑張ろう!」「美容院を探してみよう!」と自分なりに色んな行動に移せています。本当にありがとうございました。

余談

診断が終わった後、鷹村さんが「駅までお送りいたしますよ☺️」と仰ってくださいました。

私はその瞬間
_人人人人人人人人人人人_
> 実質デートじゃん! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ^Y^Y^ ̄

とビビり散らかし、
「すみません大丈夫ですあの帰りに寄るところがありましてあと憧れの鷹村さんとお話しできてドキドキしちゃってもう心臓がもたないので本当大丈夫ですありがとうございます」

とバグったことを爆裂早口でのたまって帰るという酷い奇行をいたしました。
本当に申し訳ございませんでした。
デートではないだろ(冷静)。

おまけの長岡案内

ドキドキしすぎて心臓がもたないというのと、寄るところがあるというのは本当です。

鷹村さんのサロンと長岡駅を結んだ道の間に、とても素敵なカフェがあるのでそこに寄って帰りました。

夏場は汗でメチョ……となったのでタクシーが良かったなと思いますが、駅から徒歩でも全然行ける距離なので、もし行かれる方がいらしたら是非ー!

私は飲酒して帰りました。

心臓が……持たなかったので……。

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