胃切除後症候群とは、胃を切除した後に起こる様々な合併症のことを言う。 具体的には 1. ダンピング症候群 2. 胃切除後貧血 3. 胆道系の機能低下 4. 逆流防止機構の喪失 5. 輸入脚症候群 の5つが合併症として挙げられる。 1. ダンピング症候群 ダンピング症候群とは、胃での消化がされず、高張(濃度が高い)となった食物が小腸に直接侵入することで生じる。 高張な食物は、体内の水分を吸収してしまい、循環血液量の減少を引