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新感覚!ブラインドブックレビューを始めてみた
日曜日の朝は近所の図書館に行くのが習慣になっています。
その後はスポーツクラブで運動し、帰り道に家電量販店やホームセンターでグッズを見て回るなど、楽しい一日です。
本を読むことも昔から大好きで、以前はビジネス関連の本を月に10冊ほど読んでいました。
今はのんびり小説やいろんなジャンルの本を1~2冊程度にとどめています。量をこなすのをやめました。
行きつけの図書館で「面白い企画」を見つけました。
それが「ブラインドブックレビュー」
本のタイトルや内容が分からないまま借りることができます。
新聞で包まれた謎の1冊に付いているキャッチコピーだけがヒント。
家で開封するまで何の本かは分かりません。
こういった企画本があると、つい手に取ってしまいますね。
毎回、借りて帰ってしまいます。
「それ、ブログでやったら面白いかなぁ」
ふと思いました。
試しにやってみよう!
少し前に読んだ小説で、とても印象深かったのがあるので感想を書きたいと思います。
普通のブックレビューは、著者と本のタイトルを記して、
・その本がどんなあらすじか?
・どこがおもしろかったか?
を書くと思います。
しかし、このブログのブラインドブックレビューは、本のタイトルも著者も明記せずに、私が読んだ感想だけを書いていきたいと思います。
「それ、どの小説?」
と、さぐりながら、読み進めてもらえるといいかなと思います。
それでは、以下に、本の読後感を書いていきますね。🌷
タイトルも著者も知らされずレビューするブラインドブックレビューの世界へようこそ
「なんとも、やりきれないなぁ」という余韻にひたりながら本を閉じました。
ハッピーエンドになると思っていたのですが、真逆だったのですね。
終わり方が、「え、そうなっちゃう?」
そんな感じ。
読了感が悪い、という口コミもあるけれど、
この終わり方だからこそ、こんなに印象に残る小説になっているのだと思います。
最後は、自分を本当に愛してくれている男性に出会っていたのがわかっているのに、その男性についていかなかった。
「あ、その人についていかないと!せっかく、幸せになれるんだよ」と応援してしまった。
しかし、初恋の男性への思いを断ち切ることができなかったのかな。
追い求め、振り向かせることだけに執着し、ぼろぼろの身体になって、最後は亡くなってしまう。
「あ~、だから言ったのに~」
その遺体を第一発見者の証言が
主人公にとどめを刺してしまっている。
ここで「えーーーーーーーー!」
「そう来ましたか!」って、ページをめくる手が止まってしまった。
何も知らずに亡くなったのがせめてもの救いかな。
幼いころに親切にしてくれた男性をふりむかせたい!
ただそれだけだったはず。
シンプルでかわいい女性の恋心だったはず。
なんでこんなめちゃくちゃになっちゃったんだろね。
容姿に恵まれなかったことが大きいけど、周りの反応がひどいよね。
ただ、事件を起こしてしまったのは、容姿だけじゃなくて、心にも問題があったような……
整形手術を繰り返して、少しずつきれいになっていく自分を見て、どんどん自信をつけていっているのは、女性のサガかな。
女性は何歳になってもきれいでいたいと思うものでしょう。
私の母も、70歳を超えているのに、ラフィネパーフェクトワンのリンクルストレッチジェルを愛用しています。
なんとかシワを改善したいらしい。
すいません、小説とは関係ない話でした。
整形手術のために風俗で働く描写は、主人公の覚悟というか、迫力というか、そういうものを感じさせられました。
瀬戸内海に面した田舎でレストランを経営し、誰もが振り返る美女として描かれる描写から始まります。しかし実は、その女性は、かつてこの町に住み、バケモノと呼ばれるほど容姿に問題があって、誰もが忌み嫌っていたという過去が描かれていきます。
整形美人になって、かつて自分をいじめた人に復讐をする、という単純なストーリーだと言えばそうかもしれない。
それでも面白い小説だったと感じるのは、人の心が揺れ動くさまが、うまく描写されているからだろうな。
読み終えた後に、「ふぅ~」とため息をついて余韻に浸ってしまう小説でした。
この小説のタイトルは……
もうちょっと下にあります。
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