実家を空き家にしないために
あなたの実家は、次の世代に引き継がれますか。
それとも、まだ継ぐ人が見つかっていないですか。
昔、家は親から息子、息子から孫と引き継がれていた。
昔と言ってもつい70年前、戦前までは、だ。
ところが戦後、社会が急激に発展しはじめると家族の生活スタイルが一変した。
具体的には、1950年代から1970年代にかけて、産業構造の変化にともない農村から都市への大規模な移住が進んだおかげで、田舎で親と一緒に住むことができなくなった。
いま地方都市に実家がある人は、その高度経済成長期に地元に留まった世帯だ。その時は留まったが、次の世代は仕事を求めて都市に移住した後、家を構えたので実家に戻らないというパターンではないか。
なにからはじめればいいのか?
実家に戻る可能性がない、または五分五分なら実家を手放す準備を一刻も早くするべきだ。なぜなら、親が亡くなってからその準備をしても手遅れな場合が多いからだ。一旦空き家になると、なかなか次の行動に移れない。統計によれば、70%の人がそのまま放置してしまっている。
なぜか?
手遅れな理由の1番目に資金不足が挙げられる。
遺品整理する
修繕して、賃貸に出す
更地にして、売却する
いずれも、数十万から数百万のお金がかかるので計画的な資金の確保が必要だ。したがって、今からはじめるべき準備とは計画的な資金確保である。
それと、手放す具体的な方針とその段取りの確認だ。
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