蠱惑のマシュマロ飴

マシュマロ飴。某動画サイトのasmr(自律感覚絶頂反応)動画なるものを観てからずっとずっと気になっていた。
「マシュマロの飴？何か不味そう…」という失礼極まりない感想が知ったときの第一印象であった。

でも動画を観てみると、「カリカリッ」という何とも小気味良い音！真っ白な歯で割られた飴から出てくる蕩けるようなトロトロのマシュマロ！何これ美味しそう！
私は実に単純な人間である。

そこからは我ながら極端なもので、ああマシュマロ飴！あのカリカリ、トロトロのマシュマロ飴！食べたい！
その一心でマシュマロ飴を売っているお店を検索し…何とあった！松山市の果実フルゥツ飴専門店がオープンし、そちらのメニューに存在するというではないか。まさかこんな田舎にあるとは。

私はすぐさまお店に行った。
陳列棚ショウケェスにはまるで宝石のごとく艶々と輝く果実フルゥツ飴達…！
この奇跡に感謝しつつ食べてみると…
嗚呼、何て美味しい！
このカリカリ、トロトロ…いつまでも味わいたい蠱惑的な舌触り！そして口の中で淡雪の如くクシュゥ…と儚く消えていく。
これが夢にまで見たマシュマロ飴！
マシュマロのみが串に刺さったものも美味だけれど、私は苺と交互に刺さったものも好きだ。
見た目も美しく、苺の程よい酸味が飴、マシュマロの甘味を調和させてくれる。
口の中は天国である。

嗚呼、私は今マシュマロ飴が食べたい。