アドラーを再学習してます。(嫌われる勇気)
「嫌われる勇気」は、誰もが知るベストセラーでありながら、実行できている人はどれぐらいいるのか?
本当の意味で理解できていないのでは?と再学習を始めました。人に説明できることは前提。そして実行してみて気づき改善しつづけている人が幸せになれる。
競争原理と協力原理
まず、覚えやすさでいうと「課題の分離」はあると思います。
・自分の問題なのか?
・他者の問題なのか?
これは、分かりやすいし重要だと思いますが、ここだけやっていても幸せにはなれない。
アドラーの中で難しいな。と感じる概念は、褒めること叱ることは良くない。ということだと思います。本記事では、褒める。叱るについての理解を整理し、じゃあ実世界で何ができるのかを確認します。
一言で言うなら、褒めると叱るは、上下関係だという事です。そして上下関係は「競争原理」を生みます。(あいつは敵だと無意識に思ってしまうということですね。)
一方、尊敬し信頼している関係ならば、「協力原理」が働きます。(人々は私の仲間と認識できます。)
競争したって良いじゃない。その答えは?
じゃあ何でそれが必要なの?競争したっていいじゃないかと思う人もいると思います。競争は、他人からの承認から生まれます。承認には終わりがありません。
もっと言うと他人の人生を生きているのです。
例えば、テストで良い点をとったとしよう。親や先生に褒められる。嬉しい。これは「素直に嬉しいの感情」です。でも、褒められる為に良い点をとるようになると、「他人の為に良い点をとろう」に変わってしますのです。
また厄介なことに「他人の為に」が発展していくと、自分より良い点をとる人は「敵」になります。
次に「協力原理」を見ていきましょう。まずスタートは、「自分の意思で自分を承認する」です。「ありのままで良い」という感覚がしっかりあるという事です。
例えば良い点をとった、悪い点をとった。これは「他者との比較や競争」によって生まれるモノです。「ありのままで良い」を言いかえると、「とった点数で良い」という感覚です。
協力原理は、甘え?
だめだよ。良い点数をとらないと、成長しようとしていない。という声が聞こえてきそうです。これに対する考え方はこうです。「どのような態度で取り組むか」が価値を決める。
たとえば
A 良い点をとる。でも努力もしない。態度も悪い。
B 点数は悪い。でも積極的に学び向上しようとしている。
どちらが素敵か?価値があるか?
能力がある人は、確かに「成果」を出します。ただそれでけでは、良い人間関係を築くことは出来ないはずです。
ここで少し寄り道。共同体感覚を紹介します。家族・地域・職場などの中で「自分はその一員なんだ」という感覚を持っている状態のことです。この感覚は幸せになる上では必要なヒントになります。
人間関係からしか、「悩み」はやってこないですが、「幸せ」も人間関係からしかやってこないとも言えます。
悪い「態度」は誰にでもある。
悪い態度だったらどうなるの?大丈夫です。段階の問題で、あなたを否定する要素は一切ありません。
人は弱い生き物です。だから、常に良い態度な人はいません。だからスタートは①ありのままを受け入れる事(とった点数で良い)。②次に態度を変えていくこと。
態度は人間関係をも良くします。難しい説明は抜きに、良くなろうとしている人を見ると気持ちが良いですし、「協力したい」となるはずです。
まとめると
褒める叱るは承認欲求を刺激し、他人の為にという原理が働きます。他人が喜ぶからやっているが原動力になります。
そうではなく、ありのままで良いということからスタートする。そして自分が良くなろうとする。それだけで良いのです。
良い悪いの評価は、「他人からの目」が生み出す感情(承認欲求の奴隷)。これを無視してください。
最後に
現代社会は、SNSなどで周りの人がどんな生活をしているのか見えてきます。比較するつもりはなくても、無意識に脳が他者との比較をしてしまいます。(そういう体の仕組みです)
昔は、SNSはなくて比較対象が少なかった。自分に集中しやすい環境だったとも言い変えられる。
だからこそ、いつも比較すべきは自分と心に留めて、「良くなろうとする心」を育てることがより大事な現代なのだと思います。
少しでも幸せのヒントになれば嬉しいです。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!私の記事では人生をより良くしていく為に役立ちそうな情報を発信しています。良かったらまた遊びにきていくださいね~。
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