ソフトコア：新種の免疫細胞
ソフトコア：新種の免疫細胞
《人類に対して福音なのか・・・謎は・・謎だが・・大発見なのだ・・・・》
この作品は、『専務理事』の続きです。
全面的にエッチ【セックスを楽しむ】描画が有りますので
残念ながらセックス描写を御嫌いな方にもストーリーが解る
様に性行為描写を省いた作品を用意しました！
物足りないと思われた読者様は、『新種の免疫細胞』を
読んで下さい！
掴美とシルビアは、先にホテルに戻った。
領事館から掴美宛の封書が届いていた。
「凄い、琴乃ちゃんの骨髄液内免疫幹細胞から、
新種の細胞が発生したと有るわ大変な大発見よ」
二人とも和服を畳み、ラフな部屋着で寛いでいた。
「琴乃ちゃんって八百比丘尼の秘密を握ると言って彼女の
養父母の調査旅行を追いかける事に成った。
あの奇跡的な美少女の事ね。
骨髄液って採取するのに、もの凄く痛いって聞いていたけど
彼女、良くＯＫしたはね」
「私の義理の妹よ。
それに痛いのは、骨髄液を白血病の治療等の為に大量に採取
する場合よ。検査用に軽く少量採取しただけよ。
大変なのよ。
名付けてリペア細胞とでも呼べる細胞が発見されたのよ」
「リペア細胞って」
「リペア、修復を行う細胞よ。
ＤＮＡが損傷して癌化しようとした時に現れてＤＮＡの損傷
部分を補うＤＮＡの断片を損傷した細胞に注入して修復する
のよ。
ちょうど、ｉＰＳ細胞の研究者が琴乃の皮膚細胞のＤＮＡに
癌化が起きる様な断片を注入し癌化を起こさせて骨髄液の
細胞に触れさせたのよ。
彼女の不老長寿の秘密が免疫細胞が活発に働くのじゃ無いか
との仮説で実験したんだけど予想以上の事が起こったの」
「ｉＰＳ細胞って何にでも成る。夢の人工臓器技術ね。
でも何でその研究者が癌化を起こさせる実験をしたの」
「ｉＰＳ細胞を悪く言えば、飼い慣らしコントロール出来
る状態にした癌細胞と言って良いのよ。
癌細胞は、コントロールを失ったｉＰＳ細胞と言っても良い
のよ。
だから、癌細胞の作り方は、その研究者にとって朝飯前だ
わ。彼は、彼女が歳を取ら無いのは、免疫細胞が特に強力だ
と考えたのよ。そこでこの実験を行ったのよ」
「で、リペア細胞だ。凄いとは」
「御免なさい、貴女、普通の文科系女子大生よね。
一般的に認知されている免疫細胞が、癌細胞を直す事は無い
のよ。
癌細胞を見つけたら、攻撃して排除するのが、普通の人間に
備わっている免疫細胞なのＤＮＡを修復して正常な細胞に戻
すなんて事は想像だにし無かったらしいわ。
次に細胞をヘロヘロに老化させＤＮＡのテロメアをすり減ら
した細胞を入れて見たら、細胞のＤＮＡのテロメアを元々の
長さにまで修復して細胞を若返らせたのよ。
これが彼女の不老長寿のメカニズムよ。
彼女本物の八百比丘尼だわ」
「どうやって不老長寿の彼女の細胞からヘロヘロに老化さ
せた細胞を作ったの」
「これは、普通の方法。細胞を培養し細胞分裂を速めたら
一回細胞分裂する度にテロメアが一単位減るのよ。
高校の生物で習わ無かった。繰り返したら、ヘロヘロに老化
した細胞に成るわ」
「私、生物は取ら無かった。
でも興味有るは、教えて普通の人間も細胞分裂を繰り返して
いるんでしょう。
私の肌は、ヘロヘロに老化した部分は無いは、どう成ってい
るの」
「普通の人にも有る普通の免疫細胞の力よ。
ヘロヘロに老化した細胞は、癌細胞や外部からの悪玉細菌と
同じ様に免疫細胞の攻撃を受けて殺されたり免疫細胞に食べ
られたりする事で体から除去されるのよ。
それに皮膚の角質も毛髪や体毛も死んだ細胞よ」
「でもテロメアは減ったら、戻ら無いんでしょう。
日焼けが、剥がれた後の肌は艶々、若い肌よ。どおして」
「それが、生物の凄い所よ。
例えば、肌の細胞は、それ自体が分裂して増えるけどそれは
分裂したら、老化するわ。必然よ。
若い肌に戻るのは、肌の幹細胞が、有るからよ。
幹細胞は、赤ちゃんと同じ肌細胞を生成するのよ。
それが分裂して増えるので若い肌でいられるのよ」
「それじゃ、リペア細胞が無くても若いままでいられる筈
よね」
「残念ながら、幹細胞自体が老化しちゃうの幹細胞を甦ら
せる最後の希望がリペア細胞よ」
「そうなんだ。確か琴乃ちゃんのＤＮＡ配列は、普通人と
ほぼ変わら無いと言ってたわよね」
「そうなのよ。彼女のＤＮＡと普通人の違いが特定出来れ
ば、そこにリペア細胞の秘密が隠れている筈よ。
それが特定出来れば、誰でも不老長寿が手にはいる筈よ。
しかも、道真さんのＡＪアーティフィカルジャッジで
シミュレーションすれば、実験をシミュレーションできる筈
よ。
割と早く不老長寿の秘密が分かる気がするわ。
彼女の秘密がメルヘン街道にある筈？と此処まで来たのは、
無駄足だったかもしれ無いわね。
私達だけで前祝いをし無い。
彼らは、ＩＭＦ専務理事と会食中よ。
ひょっとしたら、彼女を夜の外交に引きずり込んでいるかも
ね」
めぐたん が通訳に挑戦すると言うので途中で帰ったのだ。
シルビアは、惚けた。
「幾ら何でも無理かな。
でも専務理事さん綺麗だったわね。
あの道真さんは、手を出したかったと思うわ」
シルビアは、夜の外交が始まっている事を知っていたが、
黙っていた。
「それもそうね。でも、帰り遅いわね。
頑張って粘っているのね。
勿論、あの体を目当てでしょうね。
コース、お魚料理で良い」
「私は、子羊がメインのコースにするわ」
掴美には、ブイヤベースから始まり、舌平目のムニエルを
メインにしたコース。
シルビアには、コンソメを効かせたジャガイモの
ポタージュから始まり骨付き子羊のグリルをメインにした
コースを食べた。
ブリュセル、チョコレートが名物の街で有る。
女の子の目当ては、勿論、チョコレートデザートで有る。
シルビアは、ラズベリーソースで飾られたチョコレート
タップリのスポンジケーキ、
掴美はチョコの滝と言って良いチョコレートフォンデュゥに
果物を付けて楽しんだ。
デザートには、デザートワインとしてアイスワイン葡萄果実
が寒さで凍り凍結乾燥し成分が濃く成った果実を原料にした
貴腐ワインの次に貴重な甘い味わいのワインで有る。
美女達は、十分に楽しんだ。
ホテルの部屋に帰った。
まだ、道真・めぐたんは帰ってこ無い。美女二人は
バスルームに入り洗いっこを始めた。
「シルビア、貴女、一段と色っぽく成ったわね」
「だって、そうよ、昨日なんか、三人がかりで私を愛撫す
るんだもの非道いは、アッという間に失神させられちゃって
有れは気持ち良かったけど拷問だわ。
今日は、熊野筆、ちゃんと貴女にも使わせて貰うわ。
覚悟してね」
ここから、本格的にセクシーシーンが始まりますので大幅に
カットします！物足りないと思われた読者様は、
『新種の免疫細胞』を読んで下さい！
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シルビアにも強烈な快感が襲っている。
快感に堪え、掴美のクリトリスを撫でた。撫でた。
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しく愛撫した。シルビアが失神した。
ほぼ同時に掴美も失神した。
心地良い陶酔感に包まれて朝まで眠った。
《次は『アンデルセン』》
目次は、『ベテルギウスの夜にプロローグ』にリンクを
張っています！
関連して『ベテルギウスの夜に解説（１２）』で特殊な
語句を解説しています！
文末
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