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ベテルギウスの夜に:戦闘開始

ベテルギウスの夜に:戦闘開始


《二十一世紀の刀狩が始まった・・・・》

この作品は、『ホストクラブ』の続きです。
元々セクシー描写を御嫌いな方にもストーリーが解る様に
ソフトコアバージョン『ソフトコア:戦闘開始』
用意しています!

 「親分、最近、景気悪いスねえ」

 「社長、社長と言えと言っているだろう。
何年言っていると思っていやがるんだ」

 「それが、親分じゃなく社長。
 内の傘下の風俗店、サッパリ何ですよ。
 上がりが入って来無いんで大変ですぜ」

 「もっと締め付けろ、えげつ無いサービスさせりゃ良え
じゃ無いか」

 「それがですねえ、強力なライバル店が現れたんです。
本番・中出しOKを売りにしてやがるんですぜ」

 「おめえ、もそっと上品に話せ、儂らは、ビジネスマンだ
ぜ。そんな奴ら、マッポに捕まるだろう」

 「それがデスねえ。セックスロイドとか言うロボット
売春婦が跋扈しまして人間じゃ無いと言う事で本番・中出し
OKナンですぜ、熟女ブームとかでオバチャンを置いていた
儂らの傘下の店はパアですぜ」

 「おお、アレは、本当に別嬪が揃っているな松蔵の奴が、
良い娘がいますぜ抱いて見なせいと言うんでリリーに逢った
が、良えぞ、年甲斐も無く三発も発射してしまった」

 「私も今の女総理、堅木愛をコピーしたと言うディーバを
味わいました」

 「リリーもNKNの小鳥遊夏生のコピーだぞ可愛かった
ぞ。何でお前の店じゃ使わ無いんだ。すげえ綺麗な娘が、
本番・中出しまで遣るんだぞ。
何で何だ婆どもは追い出して使えば良えじゃ無いか、そんな
に高いのか、でもライバルが置いているんだぞ無茶苦茶では
無いだろう」

銀龍会

 「販売元のラッキー自動車が、スジの者には売ら無い等と
フザけた事を抜かすんです」

 「一寸、くすぐって遣れば、良えじゃ無いか、
売り上げにも成るんだから」

 「察が後ろに付いているんで無理でやした。本当に悔しい
す」

 「勾引かして遣れば良えだろう。人間じゃ無いんだから、
失敗しても微罪だろ」

 「遣りました。セックスロイドは質が悪いですぜ。力は、
普通の女と大差無く簡単に捕まえられましたが、死んだ振り
をするんですぜ冷たく成るんですぜ。
若い奴がビビッて。オタオタしやがって察に直ぐ捕まってし
まいやした」

 「どうしたんだ」

 「婆どもを首にして店を畳んじまいました」

 「お前の傘下のホストクラブはどうした」

 「これも同じですぜ、セックスロイド男版が枕営業するん
ですぜ、当然、内の若い者依りイケメンですぜ、オバチャン
やホステス連中は皆そっちで楽しんでいやがるぜ、畳みまし
た」

 「お前のしのぎは無く成ったのかい佐助も俺俺詐欺が
ヨハンと言う化け物の御陰で壊滅させられたと泣きついて来
た。内の組み、いや会社はどう成るんだ」

 「こう成ったら、会社なんて辞めやしょうぜ、銀龍会、
俺達は、武闘派の銀龍会に戻りやしょう。中国マフィア汪の
奴しこたま溜めていた筈ですぜ、経済ヤクザ化した我々を鼻
で笑っていましたから、実力を見せてやりましょう」

 神奈川県警横浜南署に十体のロボットスーツと百丁の
プラズマ・トルネード・ソリトン・ウエーブ・キャノン拳銃
仕様が届いた。

ロボットスーツと電子銃

 「署長、新兵器が届きましたが、拳銃は全部没収て非道い
ですね銀龍会と中国マフィア汪の抗争を阻止するのに拳銃無
しでは、不安です」

 「警備課長、上からの指示なのだよ。
抗争が有ると判っているから新装備が届いたのだよ。
新装備のプロモーションを我々横浜南署が担うのだ。
極秘事項だ。
銀龍会やマフィアには、知られ無い様に行動するのだ。
撮影隊とロボットスーツ運営の先駆者が来るよ」

ロボットスーツを運んだトラックと入れ替わりに吉祥寺署の
福田課長とベッキーを着込んだ吉永巡査長と撮影隊の最前線
カメラマンとしてアランを着込んだ次郎がカールに乗って現
れた。署の道場にロボットスーツを着た十人の猛者がいた。
吉永沙織が声を掛けた。

 「皆さん身体を動かせます」

 「軽いです」

 「アクセラレータ、最小単位注入・・・・・・・・みんな
動ける。コミュニケーションは取れる」

 「凄い、時計が止まって見える。身体の動きには違和感が
無い。五倍速でも身体が軽い」

 「一列に並んでロケットパンチ発動」

彼女が、一発目を放った。一斉に的に向かって光の輪が飛ん
で行った。

 「これは、電力を使うから、バイザーのバッテリー残量に
気を付けて使用して下さい」

 「次郎、今のシーンは、撮れた。
これもプロモーションに使います。
戦闘本番では、私も戦闘に参加しますので最前線の撮影は、
貴男の腕に掛かっているのよ」

 「了解しました。今のシーンは、プラズマ・トルネード・
ソリトン・ウエーブ・キャノンの迫力が出ました」

 「皆さんアクセラレータ起動時の動作時間は約5分です。
体感時間は25分ですから、十分と思いますが今回暴力団の
抗争を制圧し一網打尽にするには、時間が足ら無いかも知れ
ませんのでバッテリーパックを最前線まで基地車両から運ぶ
係を選出して下さい」

パワースーツマイケルの装着者来栖鳶尾巡査部長が志願し
た。

 「兵站ですから、地味な作業ですけど敵に兵站とバレたら
狙われますよ。注意して下さい」

 「プラズマ・トルネード・ソリトン・ウエーブ・キャノン
を、お持ちの一般の機動隊員さん、ロボットスーツに向けて
撃って下さい。ロボットスーツの皆さんは逃げ切って下さ
い。これが最終調整です」

広い事は広いが、銃撃するには狭い道場に光の輪が飛び捲っ
た。暫く、ロボットスーツ装着者は、順調に逃げていたが。

 「ギャー」

叫び声を上げてパワースーツイワンを装着した勝磨俊介巡査
が倒れた。狭い道場で逃げ場を塞がれた悲劇だ。
アクセラレータを注入されて無い一般の警官には、叫びは聞
こえ無いが、ロボットスーツ隊には十分解った。
あの光の輪に接触すると非道い目に遭う。致命傷に成ら無い
が、暫く動け無い。敵には、有効だが自分が当たるのは嫌
だ。一般の警官も何が起こったか理解した。プラズマ・
トルネード・ソリトン・ウエーブ・キャノンの非殺傷制圧
装置の実力は確認出来た。

 「名前が寿下無寿下無しています。
短い名前は有りませんか」

 「ロボットスーツではロケットパンチで発動しますが、
電子銃とでも言って下さい」

少し遅れて現れた撮影隊のプロデュサー伊丹が言った。
汪のアジトの周囲の監視カメラから逐一情報は入って来る。
銀龍会の車両が近くまで現れた。電子銃と付属の
エアーコンプレッサー・バッテリーパックを携えた機動隊員
による道路の封鎖が始まった。撮影隊が所定の位置に着き
撮影と臨時監視カメラ設置を開始した。
パワースーツ隊を乗せた機動隊のバスは、気付かれ無い様に
近くに待機した。銀龍会の車両が汪のアジトへバックで突入
した。
銃声が聞こえる。アクセラレータを注入しパワースーツ隊も
突入し、銃を撃っている双方を逮捕した。
次郎は、アランに搭載したカメラで最前線を撮影している。
パワースーツ隊は、銃弾の雨をかわし、電子銃から光の輪を
一斉に放ち敵は逃げ場が無い。軽く制圧した。
汪のアジトから、拳銃や弾丸だけで無く、自動小銃や、
手榴弾、ロケット砲まで出て来た。
汪は、マフィアと言う依りも武器商人だった。
取って返し捜索令状を提示して銀龍会を家宅捜査した。
目ぼしい武器は見つから無かった。
汪のアジトへの襲撃に総ての銃器を投入していたのだ。
それでも銀龍会の違法行為を示す書類を押収した。
その日の内にニュースショーは、迫力の有る戦闘シーンを流
した。
銃撃を軽くかわすロボットスーツの機動隊、電子銃から隙間
無く放たれる光輪とそれで倒れる暴力団や中国マフィア。
それでも死者は皆無だ。警察側には、軽症者も出て無い。
効果絶大だった。
拳銃を放棄しろと命ぜられ、ロボットスーツや電子銃の配備
を躊躇していた各都道府県の警察署から配備を急いで呉れと
の催促が来た。

 外国にも映像は、配信された。輸出や生産ライセンスを求
める依頼が相次いだ。
武器輸出禁止原則から銃器の廃棄と引き替えに輸出すると
表明した。生産ライセンスは、銃器の生産終了と引き替えに
供与した。
そして政府機関では無く民間に販売する場合は銃器所持を
廃棄した事を示す証拠と引き替えに販売する様にとの覚え書
きを交わした。
セックスロイドの輸出も順調だ。クラリスTypeSは、
『カリオストロの城』の『クラリス姫』似の容姿ザラ
TypeSは、究極美少女琴乃をコピーしていた。
ベッキーTypeSは、京都出身アイドルの安井加奈子を
コピーしていた。リサTypeSは、NKN64まとめ役
斉藤ゆうき をコピーしていた。
タイニーTypeSは、のぞみんNKNアゲアゲ嬢系美女
真野望をコピーしていた。
ノンノTypeSは、ののこ野比野々子をコピーしていた。
ののこは調子に乗っていると言われる程、復調していた。
勿論、セックスロイドの需要も高い。日本のアイドルも
二次元美少女キャラも可愛い世界的に人気が有る。
勿論、ディーバもジュンもリリーも好評で有る。
有る組織、恐らく軍隊で有る。何セットも購入した。
名目は従軍ナースロイドで有るが、看護婦としての能力依り
男性兵士の慰み物でしょう。
軍隊には、銃器を電子銃に置き換えた組織に優先的に
セックスロイドを割り当てている。
これも強力な後押しに成り、世界各国の警察・軍隊の銃器を
一掃するのが、目前に来た。
アメリカやロシアや中国の兵器産業は、抵抗したが、生産
ライセンスの条件付き供与で日本が、金儲けでは無く、銃器
や軽機関銃を含む小火器の廃絶を狙っているのが解ると、
過去にドップリ浸かっていた銃器神話からか、複雑な心境で
パワースーツと電子銃の生産を開始し銃器の回収と廃棄を行
った。
後は、非政府組織、辺境の私設軍隊・軍事武装ゲリラ・
海賊・山賊・マフィア等だ。ヨハンやセックスロイド達の
情報収集で大きな組織は、丸裸だ。
本当に凶悪な組織は現地の警察や軍隊に通報すれば、銃器は
破棄出来るだろう。
しかしながら、現地の政府が腐っている場合や警察や軍隊が
凶悪な場合は、抵抗勢力の銃器を何とかロボットスーツと
電子銃に置き換えたい。早くしなければ、プラズマ・
トルネード・ソリトン・ウエーブ・キャノンの弱点がバレて
しまう。
この武器は、室内等、無風状態では完璧だが、風が吹いたら
駄目に成る。
基本原理は空気砲だ。団扇で扇がれただけで軌道が変わる。
ロボットスーツには、オプション武器として、超音速電磁鞭
スーパーソニックワイプ、元々、長めの鞭は訓練を積んだ者
が振ると先端が音速を超えソニックブームの爆発音がするが
アクセラレータの五倍速で振れば音速を簡単に超える。
プラスマイナス二本の電線を高電圧に仕込んで置けば電撃も
与えられる。
プラズマ・トルネード・ソリトン・ウエーブ・キャノンの
後継武器には、ウェブ・ネット・レールガン蜘蛛の巣状の
網をリニアモーター式レールガンで発射する銃を考えてい
る。人工蜘蛛の巣繊維と粘着剤は有る。それを利用て、
敵を捕捉出来る速度で送出する装置だけで有る。
銃器の野蛮な所は、殺傷能力が著しく過剰な事で有る。
新兵器は、理念から、限り無く無殺傷能力が、必要で有る。

 季節は、秋が深く成って来た。オリオン座が再び天空に輝
く、ベテルギウスは、まだ明るいがボヤケて光っていた。

 「貴男、ベテルギウスが公邸の窓から見える様に成ったわ
ね」

 「やっと秋に成ったと言った方が良いのかな。
あれから色々な事が合ったね。
でも最近は、時が経つのが早く成ったね」

 「貴男の場合、歳、御免、貴男は元気よね。嫌な国の正義
の反政府ゲリラをどうしようか、全然、前に進んで無いから
時が経つのが早く感じるのよね」

 「そうだ。君に対してまだ、遣って無い事が合った」

 「イャン、またエッチな事でしょう」

 「君の髪をシャンプーして見たい。
女性の髪を洗うのは、昔から憧れていたんだ」

 「イャン、丁寧によ。痛かったら、プンプンだから」

 「許して呉れるの嬉しいな」

 「私、美容院でシャンプーされるの大好き。イケメンの
アーティストさんがシャンプーまで遣って呉れるの」

 「僕は、初めて嫉妬という感情が分かった気がする」

シャンプー

 彼女は湯船に大の字で浮かんでいる。
頗るエロチックだが、今日はシャンプーだ。
彼女の首を岩風呂の縁にタオルを敷き枕にした。
シャワーで髪を濡らし言った。

 「お客様。お湯加減は如何でしたか、痒い所は有りません
か」

 「いやーだ。でも乗って上げるわ。大丈夫です」

 「フレグランスは、薔薇の香りとシトラスの香りをご用意
しましたが、どちらがお好みですか」

 「ローズでお願いするわ。アン、可笑しい」

彼は、薔薇の香りのシャンプー微温湯で薄め良く泡立てて
彼女の黒い黒い漆黒の艶やかな髪に塗り込み、頭皮から軽く
マッサージをする様に洗った。

 「ア、アーン、シャンプー気持ち良い。貴男、天才、毛先
までちゃんと洗ってお願い」

彼は、髪の毛同士が擦れ無い様に優しく丁寧に毛先まで洗っ
た。キューティクルが痛ま無い様努力したのだ。
泡を行き渡らせると丁寧に丁寧に温めのシャワーで濯いだ。
何度も何度も彼女のキューティクルは大切だ。
彼は手を洗い、少し湯で溶かし薄めたリンスを髪の毛に塗り
暫く待ちシャワーでリンスを洗い流した。
黒く艶やかな長い髪は彼女のルックスの重要なポイントを占
める。
彼女の魅力を守るのは僕の仕事だ。
乾いたタオルで軽く叩く様に髪を乾かした。
タオルをドライヤーで乾かしながら髪を乾かすのだ。

ドライヤー

この方法だ一番、乾きが早い。
彼女は、お湯の上に大の字に浮いている。
彼は、髪の毛と同じく漆黒の陰毛が目に付いた。

 「髪の毛のシャンプーは終わったよ。気持ち良かった。
今度は、アンダーヘアをシャンプーするよ」

彼は、彼女の腰を岩風呂の縁に持って行き坐らせ乾いた
タオルで髪を巻いた。
彼女の脚を少し広げシャンプーを少量、湯で溶き泡立てて
漆黒の陰毛に塗り込み優しく性器回りまで陰毛を洗った。
クリトリスや蜜壺に対して愛撫したかったが、手を洗い少し
湯で溶かし薄めたリンスを陰毛に塗り暫く待ち、シャワーで
リンスを洗い流した。
そして再び湯船に付けると自身も浸かり言った。

 「有り難う、もう一度惚れ直したよ。君は綺麗だね」

 「褒めたって何も無いわよ。また、シャンプーして気持ち
良かったわ」

 ベッドに仰向けに寝た彼女からシャンプーの良い匂いが、
した。まだ彼女は、髪にタオルを巻いている。
道真は、彼女の脚を広げ良い匂いのする陰毛に鼻を埋めた。
形の良い両方の乳房を掌と指で優しく揉みながら、
クリトリスに軽く吸い付き舐め回した。

 「ア、アン、イーイ、今日もイーイ・・・」

ローズの香りに彼女の甘い体臭が混ざりエロチックな匂い
だ。彼は、興奮した。彼女の脚を更に広げ、最大限に膨張し
た肉棒を蜜壺に押し当て肩を抱き、愛おしい唇にキスした。
柔らかく優しい乳房に硬く起立した乳首の感触を彼は、
自身の胸に感じながら腰を動かした。

妊活セックス

速く、速く速く動かした。極上だ極上だ極上だ気持ち良い。
彼女の蜜壺は、彼の肉棒にジャストフィットし肉襞が絡み付
き根本を締める。彼は発射し、彼女は叫んだ。

 「イクー」

道真が言った。

 「君は、妊娠したかも知れ無いよ。
これが、パイプカットを元に戻した一発目だ」

 「妊娠したかなー。佐渡先生は、ストライクと感じたと
言っていたわ。来月から検査キットで定期的に調べるわ」

 「そうだ、俺、海賊を始める」

 「また、何を言い出すの突然の思い付きでも程が有るわ」

 「宇宙海賊に成って抑圧に苦しむ無辜の民を救うのだ」

 「可笑しい。宇宙海賊なんてオカシク成ったの」

 「解ら無い。宇宙海賊放送局だよ。
暴虐な政府に抵抗している無辜の民を僕達は、助けなければ
成ら無いが、国際問題に成る。
国際法の外にいる海賊としてレジスタンスに情報や武器を
供給したい。勿論、非殺傷系兵器だよ。
日本国首相としての君は、聞か無かった事にして呉れ」

《次は『キャプテン天神』

目次は、『ベテルギウスの夜にプロローグ』にリンクを
張っています!
関連して『ベテルギウスの夜に解説(18)』で特殊な
語句を解説しています!

文末

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