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MET

令和天皇ご生誕日。

2006年からはじまったといわれる
METライヴビューイング。
当時メトロポリタン劇場総裁の方がオペラの未来を案じて世代の若返りを図るための苦肉の策でもある。歌舞伎にもおなじ課題があるので伝統文化継承のひとつとして
似たような事情だったこともあり
ライヴビューイング(時差があるので録画)
の初回〜2009年まで歌舞伎座で上映されていたことがある。そのとき鑑賞できた人のひとりでもあるので、もう17年ぐらいが経っているが今でも忘れられないでいる。まず劇場でのライヴビューイングという方法は今ではふつうになっているが、そのときはまだなかったとおもう。なので当時からMET総裁ピーター・ゲルブさんの手腕の凄さに驚いたものだ。当初は限られた国で配信されていたが
現在では世界各国に広がっているという。
目論みはあたった!!そして他にも驚かされたのは、幕間(インターミッション)の時間に
METの舞台裏を見せたり、今、歌い終わった
歌手へインタヴューしたり、そのインタヴューする人も有名なオペラ歌手にさせていた。
貴族や王族が見るものとされていたオペラをカジュアルにさせた勇気にも関心した。数年後には日本の映画館上映となりいまに至っているので、ほんとうに裾野を広げていったのだ。オペラの上演時間はながいので…もう行くことはなくなってしまったけれど、オペラファンが変わらずにいて少しずつでも増えているとしたらすごいことだ。
METといえば、3大テノールのひとり
プラシド・ドミンゴさま。大御所さま。
もうかなりのご高齢なのに現役のままで
5月にはお気に入りの日本でリサイタル。
どんな歌いっぷりだろうか、、いま一度
パバロッティ、カレーラス圧巻の競演を
聴きなおしたくなった。。



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