見出し画像

Ještěd(イェシュテト)山に行く方法!

チェコのLiberec(リベレツ)にあるイェシュテト山では、とても綺麗な絶景を楽しめます!山頂のテレビ塔は、特に有名な地元のシンボルです。
肝心の行き方が調べても出てこないため、こちらでまとめたいと思います!


①リベレツ駅から路面電車を使う

駅構内から外へ出ると、左手に「Nádraží(ナードゥラズィー)」という路面電車の駅があります。チェコ語で「駅」という意味です。まずはここで切符を買いましょう。ありがたいことにクレジットカードが使えます。24時間有効な切符で80コルナ(3.2ユーロ、500円くらい)でした。
※値段は2023年10月2日時点
※無賃乗車もできますが、抜き打ちチケット所持確認が怖い人は切符を買いましょう。バレたら罰金です。

Nádraží駅
券売機、Startボタンを押した後で画面左上のボタンから英語選択可能

切符を手に入れたら、3番Horní Hanychov(ホルニーハニホフ)行き路面電車が来るのを待ちます。電車の正面と側面にでかでかと黄色く表示されているので、すぐ分かります。路面電車に乗ったら、打刻機で打刻を忘れないようにしましょう。黄色い機械で、打刻されたら「ピッ」という音が鳴ります。

赤文字で打刻された24時間乗車券、入れる向き間違えたかも

ちなみに、中心街のFügnerova(ヒゥーグネロヴァ)駅からも3番電車は出ているので、町中観光の後からでも山には行けます。

3番の電車で終点Horní Hanychov駅まで向かいます。
その間は外の景色を楽しみましょう。

Horní Hanychov駅

②ケーブルカー乗り場へ行く(一番無難な行き方)

Horní Hanychovに着いたら、まずは歪な灰色のゲートをくぐりましょう。あまりにも目立つのですぐ見つけられます。

灰色のゲート

次に2車線の道が見えるので、左のレストランを道標に下の写真の矢印の方向を目指してください。

天気がいいとタワーが見える

矢印の方向へ進むと、地図のある道です。ここを真っすぐ進んでください。

この道を真っすぐ
地図が目印

この看板を見つけたら、看板の通りにまっすぐ進みましょう。

分かりやすい看板

砂利の道をひたすら真っすぐ進みましょう。道中に一切標識が無いので不安になりますが、ひたすらまっすぐ歩きます。

右の小道には進まないこと
謎の十字路に出ても真っすぐ歩く
タワーが見えてきた!

路面電車を降りてから10分ほど歩いて、ようやくケーブルカーの駅に到着です。路面電車と同じ駅名です。

ケーブルカーの駅

乗りたかったものの、2023年10月現在、故障中とのことで乗れませんでした。残念ながら切符の値段や買い方は分かりません。

ウェブサイトはあるので、運航が再開したら料金等は表示されると思います。
↓↓↓↓↓
https://www.jested.cz/en/the-cableway

駅の様子
ケーブルカーはあれど稼働せず
außer Betrieb/out of order(故障中)

③やけくそで登山(最短登山ルート)

折角来たのにタワーに行かないのはもったいない!ということで急遽登山をすることに決めました。タワーは目の前なので迷うことはありません。

芝生と轍の道を進む

途中で左手にアスファルトの道が見えますが、その道を進んでも途中で芝生道に合流します。自分の行きやすい道を選びましょう。

右も左も一緒
後ろへ振り向くと絶景

半分くらい登り切ると、車道に出くわします。音で気付くとは思いますが、一応車には気を付けましょう。自転車が音を出さないので気付きにくいです。みんな高そうな自転車乗ってて羨ましい。

ガードレールの隙間を抜ける
この看板のある道を真っすぐ

この辺りから岩と砂利がひどくなっていきます。滑りやすく不安定なので、足元に注意してください。また、木がなくなるので風が強くなります。

大きい岩が足場として安定している

他の登山(下山)客とすれ違う時には、必ず挨拶をしましょう。HelloでもHallo(ハロー、ドイツ語)でもDobrý den(ドブリーデン、チェコ語)でもいいので目を合わせて笑顔を忘れずに。無視すると相手に睨まれます。

道中の大岩がインパクト強め
岩に登って見る景色も最高

④山頂に着いたら

山頂のケーブルカー駅に到着!

お疲れ様です!
山頂に着いたら、アスファルトの道に沿って展望台に行きましょう。椅子と机があるので食事も楽しめますが、風が如何せん強いのでごみの管理は注意しましょう。

晴れててよかった!
ヨーロッパあるある:山と畑しかない
標高1012mからの絶景

メダルも買えます。現金対応、ユーロは50セントから使えます。

記念メダル自動販売機、メダル全2種

⑤タワー内部へ

タワーにはスロープで上がれるので、車いすの人も安心です。出入口の扉が若干重いので、指を挟まないように。

なんと中にはホテルがあります。1泊120ユーロくらいなので、割と高級なホテルだと思われます。

泊まりたい好奇心はある

コインを加工するタイプのメダル自販機がありました。チェコのコルナが必要になります。

1012mをやけに強調するデザイン

タワーにはフリーWi-Fiが飛んでいました。ログイン画面に遷移しない便利なタイプです。まあまあ通信速度は速い。

山の中は電波あるけど、やや弱かった印象

レストランもあります。お昼時だったので、ぞろぞろ人が階段を上がっていきます。何も頼んでいないのでメニューは見ていませんが、帰る客は満足げな表情でした。

階段上がって右がレストラン

トイレあります。なんと無料。レストランへの階段を上がって左手にあります。しかもトイレは綺麗清潔で、ヨーロッパとは思えない程でした。

山登り後のトイレは安心

この「トイレ無料」を疑問に思う読者もいるかもしれません。敢えて書いておきますが、ヨーロッパは基本的にトイレが有料です。トイレに入る前にゲートか有人受付があり、現金を払わないと入らせてくれない苛斂なシステムを採用しています。しかも、金を貪る割に清掃は行き届いておらず、大抵はトイレをする気が失せるほど臭いです。「トイレ無料」の概念が一般的な日本人にとって、ヨーロッパは一種の地獄です。

⑥終わりに

全然アジア人のいない観光地で、特に日本人には知名度がありませんが、だからこそ他の人に行ったことを自慢できる場所だと思います。登山は初心者~中級者レベルで、登っている最中も絶景を楽しめます。リベレツに行くことがあれば、是非イェシュテト山に足を運んでみてはいかがでしょうか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?