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#1-5 そもそも心不全って何?
前回は、心不全の定義の中で「心不全の症状」についてお話しさせていただきました😊
今回は、「運動耐容能」についてお話をさせていただきます。
⭐️ガイドラインとしての定義⭐️
「なんらかの心臓機能障害。すなわち、心臓に器質的および/あるいは機能的異常が生じて心ポンプ機能の代償機転が破綻した結果。呼吸困難・倦怠感や浮腫が出現し、それに伴い運動耐容能が低下する臨床症候群。」
⭐️一般向けの定義(わかりやすく表現したもの)⭐️
「心不全とは、心臓が悪いために、息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり、生命を縮める病気です。」
急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)P.10 表6より引用・改編
運動耐容能とは、簡単に言うと体を動かすための体力や持久力にあたります🏃♂️
心不全になると身体に酸素やエネルギーを送ることができないために、すぐにバテてしまうのです。
例えば、スポーツ選手でも酸素の少ないところでは、同じ運動をしても通常よりも息切れが出たり、動けなくなったりします。
心不全になると、日常生活でも、このような状況に陥いりやすいというわけです😵💫
見かけは普通にみえますが、酸素の少ないところにいるようなものとイメージしてもらうといいと思います🤔
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ただし、
心不全患者さん、全ての人がこのような状況となるわけでありません😊
心不全となっていても、心不全がコントロールされていれば日常生活も普通に過ごせる人も多くいます。
ですから、私は多くの心不全患者さんの望む生活ができるはずと考えているわけです🤔
今まで関わってきた心不全の方で、かなり病気の状態が悪い人もいました。全ての望む生活を叶えるというわけにはいきませんが、「その望みに対して、医療者として何が支援できるのか」という視点で活動をしています。
「医療者は、神ではない、万能でもない、でも、できることは必ずあるはず!」
このことを皆さんも心の片隅に置いておいてください😌
次回からは、「心不全にもステージがある」というテーマで投稿していきたいと思います。
では、皆さんで心不全患者さんが望む生活ができるように支援をしていきましょう👍
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