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#1-2 そもそも心不全って何?
こんにちわ、心不全を専門にしている看護師です。
前回、心不全の定義を紹介しました。
⭐️ガイドラインとしての定義⭐️
「なんらかの心臓機能障害。すなわち、心臓に器質的および/あるいは機能的異常が生じて心ポンプ機能の代償機転が破綻した結果。呼吸困難・倦怠感や浮腫が出現し、それに伴い運動耐容能が低下する臨床症候群。」
⭐️一般向けの定義(わかりやすく表現したもの)⭐️
「心不全とは、心臓が悪いために、息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり、生命を縮める病気です。」
急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)P.10 表6より引用・改編
今回は心不全の定義の
①「心臓に器質的および/あるいは機能的異常が生じ」についてお話しします。
まず、機能的と器質的異常ってどんな異常なのか?です。
心臓の器質的異常
心臓における器質的異常とは、心臓の構造上に異常があるということです。
例えば、心臓には血液を逆流を予防する弁がありますが、この弁がが壊れてしまい、全身に血液を送り出せない状態。他にも心筋梗塞の合併症などで、心室に穴が空いてしまって血液が送れない状態など、心臓の構造に問題があることを言います。
心臓の機能的異常
心臓がうまく動けない状態のことを言います。
例えば、血圧が高くて全身に血液を送り出せない状態や、心室細動で心臓がうまく動くことができず血液が送り出せない状態など、心臓の機能に異常がある状態をことを示します。
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今回は、心不全の定義「心臓の器質的および/あるいは機能的異常」についてお話しました。心臓の異常について少しずつイメージができるようにしておきましょう。
また、今回出てきた「心筋梗塞」「心室細動」などの病態については別の機会でお話しようと考えていますので、これからも気長に読んでくださいね。
これからも、心不全患者さんが望む生活を支援していきましょう!
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