#1-2 そもそも心不全って何?
こんにちわ、心不全を専門にしている看護師です。
前回、心不全の定義を紹介しました。
今回は心不全の定義の
①「心臓に器質的および/あるいは機能的異常が生じ」についてお話しします。
まず、機能的と器質的異常ってどんな異常なのか?です。
心臓の器質的異常
心臓における器質的異常とは、心臓の構造上に異常があるということです。
例えば、心臓には血液を逆流を予防する弁がありますが、この弁がが壊れてしまい、全身に血液を送り出せない状態。他にも心筋梗塞の合併症などで、心室に穴が空いてしまって血液が送れない状態など、心臓の構造に問題があることを言います。
心臓の機能的異常
心臓がうまく動けない状態のことを言います。
例えば、血圧が高くて全身に血液を送り出せない状態や、心室細動で心臓がうまく動くことができず血液が送り出せない状態など、心臓の機能に異常がある状態をことを示します。
今回は、心不全の定義「心臓の器質的および/あるいは機能的異常」についてお話しました。心臓の異常について少しずつイメージができるようにしておきましょう。
また、今回出てきた「心筋梗塞」「心室細動」などの病態については別の機会でお話しようと考えていますので、これからも気長に読んでくださいね。
これからも、心不全患者さんが望む生活を支援していきましょう!
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