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温泉に行きたい。

もしかしたら僕は今壁にぶつかっている。

NSCに入って早くも1ヵ月が経った、一通りの先生の授業を受け終わり。いよいよ今月末からネタ見せが始まるのだが、今まで自分の空想を具現化した物言わば夢の中の話を文字に投写したようなネタばかを書いてきた僕は自己満足のネタしかなく。お客さんを対にしたとき世界観が強すぎて置いていってしまうのである。

わかりやすいネタを書くのが今の最大の課題で、面白いことが浮かんでもそれを会話にして漫才にするのはなかなか骨が折れる作業だ。
今まで生きてきて身についたお笑いのロジックと既存のロジックをくっつけてくっつけてなんとか作ってみても、、読み直したらつまらないなとボツにすることが多々ある。

本当に自分は面白いのかコンビでボケを担当していることもあり自分に自信がない分、相方の自信に怯えてしまう。改めて自分は臆病な人間だなと感じた。何か新しいことをやるにも様子を見たり脳内シュミレーションですべってたら世に出さずに削除そうして死んでいった僕の面白いの屍の上にいつか光は刺すのだろうか大輪の花は咲くのだろうか。

相方が怖いと感じたのはつい最近のことだ、彼はいつも誰と戦っているのか僕にはわからない。
まだ出会って1ヵ月お互いのことをあまり知らないのも理由の1つである、彼が今まで培ってきた経験と知識。僕がコネコネして1人でニヤニヤして作ったネタとでは雲泥の差がある。いつか彼に追いつくことが出来るのだろうか追い越すことがあるのだろうか、僕たちはどこまで共に走るのだろうか。 

仲良い同期が早くも解散した。彼に会いたいと電話しても連絡はなかなかつかず、そのまま辞めてしまうのだろうか。

温泉に行きたい。

不安と緊張で眠れない夜
自信と過信に怯える夜
狂乱の渦中で僕はもがいている。

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