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第2話「はじめての新年度準備」

突然の思いつきではじめた、音楽専科の成長をテーマにした小説。読んでくださった方々ありがとうございます・・! 書きながら昔のことを振り返ることができるので、リフレクションの1つの手法として、小説を書くのはよいかもしれません。楽しみながら続けていきたいと思います。

主な登場人物(実在する人物と関係ありません)

  • 新任教諭(音楽専科)長谷川先生

  • 担任の先生(音楽部 長谷川先生の先輩)鈴木先生

  • 指導教官(ベテラン教務主任)村上先生

  • 斎藤先生と同期の音楽専科(他校に配属)岩倉先生

  • 研究会の主宰者(ベテラン音楽専科)日村先生

第2話 はじめての新年度準備

子どもたちはまだ春休み。
長谷川は新年度準備の大変さを実感していた。

「長谷川先生。音楽の授業でファイルは使いますか?」
「リコーダーのワークは購入しますか?」

長谷川は、担任の先生から聞かれるまで、音楽の授業で使うファイルのことやリコーダーのワークの有無について考えることができていなかった。

また、新年度の準備で大変だったのは、今月の歌に使用するCDと楽譜を各クラス分作成することであった。CDの作成の仕方がわからず、要領も悪かったため、つくり終わるまでにものすごく時間がかかってしまった。

(音楽の授業の内容について考えられていないな・・)

長谷川は内心焦りながらも、とにかく目の前の準備に精一杯取り組む日々が続いた。

作者コメント

新年度の準備って想像していた何倍も忙しいですよね。新社会人であれば、そもそも何をしていいかもわからないという状況なので、なおさら大変なのではないでしょうか?

1年目を振り返ると、担任の先生と音楽の授業で使用する教材について打ち合わせをしたり、今月の歌のCDを作成したりしているうちに、あっという間に一日が終わっていた・・ように感じます。

今は、①あらかじめ新年度にやることをリストにする ②CDの作成をしながらできることを同時に作業をする(CDの音源をパソコンでも聴けるようにするなど、CDがいならに環境も整える)③担任の先生に向けた「音楽専科からのお願い」という資料を作成し配布する などできる限り効率よく準備を終わらせるようにしています。

新年度の準備は、1年に1回しかやらないでの、「何をやるんだっけ?」と考えることからスタートすることも多いです。第2話を書く中で、新年度の忙しさを思い出すことができたので、来年度は忙しくても効率よくミスがない方法を考案するんだ!という気持ちで取り組めればいいなと思います。



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