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【社会保障制度】の充実と【家族形態】の変化

いつの頃か、この言葉を耳にしたことがある。

何となく納得した。以前も書きましたが、私は望む・望まないに関わらず色々な転職の経緯がある。が。全て福祉の業界ということは一致している。

福祉業界に入り感じたことは、家族の形の崩壊です。

【日常生活自立支援事業】は、専門員は、利用者さんの[最期]まで支援することが多い。

家族関係が上手くいかず、誰一人身元保証人になる身内がいない人が多々ある。

ご本人の入院時やご遺体の引き取りも、例えば5人兄弟であっても誰も引き取らない。

専門員は、保証人にはなれない。ご本人が入院になった時は、保証人探しが必要になる。

生保の方の場合は、公的援助があるので、入院費用等の心配はないが、身元保証人等は必ず必要になる。手術時、輸血時の同意等は、やはり身内が必要になる。

病院や施設等は、保証人の打診を専門員にしてくる。
私は、遠方に住んでいる身内に相談したり、生保の方の場合は、CWに相談して、病院には事情を伝え、保証人等の書面を身内に郵送して頂くようにしていた。

家族関係が希薄で、できないと断られることも多々あった。

どうかしたら、国がすべきことだと苦情を言われることもあった。

当事業は、利用者さんが入院されても、生活支援員が入院費等をきちんと支払いに行くので、病院側からも当事業を信頼して頂くようになった。

看護師長さんと馴染みになり、病院の師長さんに当事業を信頼して頂くと、師長さんは「現実的に、独り暮らしの人が多くなったので、時代に沿っていくことも必要ですよね。そちらの事業の利用者さんでしたら、大丈夫ですよ」と言ってもらえるまでになったが……

これでいいのだろうか?と、常々考えてしまう自分がいる。





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