コミット不足の経営メンバーと向き合う悩み。

経営している中で、一番近い関係の人材について悩むのは辛い。
将来の目標を共有し、多くの時間を一緒に過ごす中で築いた信頼は厚いが、一旦不信感を持つと一気に崩れてしまう。

入社前の期待値とのギャップに悩み、休みの日にもかかわらず、ソファでうなされてしまうのだ。様々な知り合いに相談するが、結局は自分で解決しなくてはいけない。

今回の現状課題はこれだ。
①経営ポジションの役職名「業務執行者」を持つが、事業全体に対するアドバイスはするが自分で推進をあまりしない
②副業をしており、時間的なコミットメントが足りない
③業務範囲を自ら線引し、重要であるが必要なボールを積極的に拾わない。特にやっかいなのは、
④能力もスキルもあり、「やればできる」のに「力を全部出しきってない」という点だ。

この状況を分析すると、入社前に事前に確認すべき点はこちらであった。
(※あくまで成長を急ぐ企業という視点)

A 会社の成長を一緒に描き、自ら汗を書いてくれる人であること
B 仕事を最優先にしフルコミットしてくれる人であること
C ABを前提にした生活が長期的にできる人であること

A 会社の成長を一緒に描き、自ら汗を書いてくれる人であること
=私と同じくらい、またそれ以上に頑張ってくれる姿勢を見せてくれることは非常に大切だ。相互に切磋琢磨することでより高みを目指せる。「人は当たり前に努力するものだ。」と考えてはいけない。実際に今の職場でどのくらい働いてるか、泥臭い仕事を積極的にやっているか、など、辛いことも率先して実施しているか確認すべきであろう。冷静でありつつ、大胆さも必要になる。

B 仕事を最優先にしフルコミットしてくれる人であること
=人には重要なプライベートがある。しかし成長を求めるには取捨選択し集中する期間が必要だ。その覚悟をもってやってくれるか確認しなければならない。家族や趣味など、他に優先するべきものがあるのであればどの程度コミットする気持ちがあるのかを確認しなければならない。

C ABを前提にした生活が長期的にできる人であること
=長期的にみて、家族を養わなきゃいけないなど、特に金銭面で生活ができなくなってしまうと長期的には続かない。健康含め継続してGritできるかを確認しなければならない。

全体を通して社風を経営者本人が作らなければいけない責任はある。みんなが頑張る環境ではそれにつられ、だらけていれば皆だらける。

彼の処遇は難しい。せっかく集めた貴重な人材。次に見つかるかわからない
信頼して、このまま同じ関係を維持するのも悩ましい策である。


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