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介護日記②地獄の夜勤

一晩で100回近くコール鳴らす高次脳障害のおじいちゃん。障害で言葉が喋れないので、マイクで要件聞くも「うぅー」「あぁー」しか言わないので連想ゲームのようにこちらが色々な言葉を投げかける。結局要領を得ないので毎回かけつける。しかも右半身麻痺なのにしょっちゅう端座位になっている。ずり落ちたら大変なので急いで向かう。彼は3階である。1階の待機所から走ってエレベーターに乗って3階で降りて、また走って部屋まで行く。そして彼に「どうしました?」彼は「うぅー、あー、う」よくわからないけど、わからない体をしたらすごく大きな声出して起こり散らす💢ので「そうなんですね、喉が渇いてんですね」とか「あ、おしっこ出ましたか」「あ、起き上がりたかっただけですかね」とかいくつかの私なりのパターン語を投げかけたりゼスチャーしながら納得いくまで付き合う。その間他入居者様のコール鳴りっぱなし。取れない。取ったらまた怒る💢なんせ80人を4人で見ているから限界を超している。夜勤中ずっーーーと、コールとセンサーが鳴り響いている。そして見切れない入居者様が転倒。救急搬送となるのが日常である。

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