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朝起きてなんとなく船に乗ろうと思った。ちょっとだけのクルージングだ。 船に乗り海原に出た。晴れ渡る青い空と青い海の地平線に吸い込まれそうだ。 船からそっと下を見ると水面が光を放ちだした。目を開けてられないほど息ができないくらいの光が自分を包み海へと誘う。誰かが呼んでいるような気がした。 抵抗も出来ずすーっと海の中に入っていく。そして沈むのを感じた。水色から青へ、青から群青へ、群青から漆黒へ。ゆっくりゆっくり。 海底に落ちると光は消え、漆黒と静寂の世界が自分を包んだ。す