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(2024年2月)ソラマチでみた大道芸 前編

2024年2月の、とある日曜日に見たもの。

2月の半ばだと言うのにとても暖かく、雪が溶けて川になって流れて行きそうな陽気でした。
つくしの子も恥ずかしげに顔を出すかもしれません。
そんな日曜日、東京スカイツリーで有名な東京ソラマチに行きました。
ソラマチは場所柄ファミリー層が多く、チビッコ連れの親子やベビーカーを押す人も少なくありませんでした。

ソラマチの中心近くの広場では、「これから大道芸をはじめます」とおっしゃる白髪の男性がいました。
まだ始まる前の大道芸、少年が一人ぽつりと立って見ていました。
その白髪の男性は、大道芸人にしては高齢というか、シニア世代とも言えそうな容姿でありました。
大道芸人の人は少年に向かって左手を差し伸べるようにしながら
「(大道芸を)あなたのためだけにやりたい」
年齢的にもベテランと思しき大道芸人の人、その熟練された芸を独占させたいとは、太っ腹です(実際には他にだれもいなかっただけなんだけど)。
ボールなど使い大道芸の雰囲気を整えて行くうち、ほどなく他のチビッコたちもパラパラと近づいて来ました。

いよいよショーが始まると、帽子を使ったパフォーマンスやカチャカチャと心地の良い音が響くカップで見ている人を楽しませてくれました。
それに合わせて繰り出されるトークがまた楽しい。
つづいて不思議な三本の棒を使ったパフォーマンスを披露。
見えないヒモでも付いているかのように、棒が右へ左へ弾かれ、くるくる回ります。
それにしても良くしゃべる。
しかも独特のリズムがあると言うかなんというか。
話術も芸なのだろうが、おしゃべりだけ聞いていても楽しい。
それに加えてジャグリングとかまで見られるので、ちょっと得した気分です。
もはや何が付加価値なのかわからない大道芸です。

背の高い大きな一輪車が地面に置かれていました。
2mはあろう大きな一輪車は、大道芸といったらコレ!というぐらい華やかなパフォーマンスです。
ずっと気になっていましたが、大道芸人の人はついにそれを手にして客前に持ち出しました。
そしてタイヤに左足をかけました。
「去年できたことが今年もできるとは限らない、だってそんなおトシだもんッ」などと年齢的な自虐も含めてずっとつづくトーク。
もったいぶって、もったいぶって、もったいぶって「ひとまず置いておきますね」と一輪車を元の場所に戻してしまいました。
乗らないのかよ!!wwwww

(2024年2月)ソラマチでみた大道芸 後編 につづく


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