見出し画像

オチはなくても書くことが大事

先日近所の居酒屋で一人飲みをしてきた

15年以上通っているが一人は初めてだった

「今日は一人で晩ご飯食べてきていいよ」

と奥さんから言われ

そんなことめったにないので

せっかくならお酒も飲みたいなと思い

一人で行くことにした

一応言っておくと

僕的に一人でご飯に行かせてもらえるのは

むしろご褒美的なもので

決して奥さんが楽したいからとかではなく

ゆっくりしてきていいよという優しさである


歩いていける個人店の居酒屋で

駅からも離れているため

ほぼ常連しかいない

その日もいい感じに出来上がった

人生の先輩の方々で賑わっていた



お店に入るなり店長に

「いらっしゃい!」

「...ん?1人!珍しいな!」

と言われながら

出来上がった先輩方に席を空けてもらい

カウンターに座った


しばらくは勝手に耳に入ってくる

酔っ払いの人生の先輩の

どうでもいいためになる話を肴に

お酒を飲んでいたが

気付いたらいつのまにか

お客さんは1人になっていた

そこからは自然と店長と

15年以上のつもりつもった話をすることになり

あっという間に時間が過ぎていった


20代の頃は毎週のように通っていたのに

今では年に数回行けたらいい方で

今回も今年になって初めて顔を出せたのに

「めったにない1人の晩ご飯に

うち選んでくれて嬉しいわ」と店長


結婚して子どもができて

いくら環境は変わっても

あの頃を過ごした場所というのは

やっぱり居心地がいいなと

改めて思わされました


また行くから待っててな!店長!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?