クリニカルバイニー2022
開催方法:ZOOMオンラインセミナー
<日時>
2022/11/25(金) 19:30-22:00
2022/12/9(金) 19:30-22:00
<受講料>
11/25→4000円
12/9→3000円
両日参加→6000円
<参加条件>
医師・理学療法士・作業療法士・柔道整復師・鍼灸師、その他医療従事者
<タイムスケジュール>
1DAY 11/25
1.佐竹拓也 19:35-20:20
リアル桃鉄を可能にしている根治/施術効果を持続させる介入箇所の意思決定とは?
〜ある/ない。見える/見えない。触れる/触れない。の次元から脱却しよう〜
内容:我々が日々クライアントに向き合う中で必ず行う行為。それが「意思決定」です。クライアントとの会話は勿論、問診の内容や評価手順、介入箇所の選定まで思考と決断を何万回と繰り返しています。
私自身BiNIを学び、その学びからオリジナリティーを作り出し、自分の技術へと昇華させていった結果が現在の【リアル桃鉄〜全国施術行脚〜】です。
首都圏や地方に関わらず、一介のセラピストが健康に寄与できる理由はズバリ『曖昧なことを言わない/やらない/求めない』これに尽きるかと思います。
この情報が溢れた現代では、下手をすればセラピストよりもクライアントの方が情報を持っていることも少なくありません。大切なのは『曖昧なことはしない』ということ。全て理解して説明できるレベルまで思考を整えた上で意思決定をするのです。
本人やご家族も納得した先に介入が待っています。
そんな私の臨床における考え方のベースは【引き算】です。
身体に対して何かを付与するのではなく、過去の事象やストレス、既存の有害物を抜く(引いて)いくこと。フィジカル面の「硬度」「関節の適合性」「腹圧」以外にも介入する技術をお伝えします。
特に自費整体や私のリアル桃鉄では介入頻度が1ヶ月〜3ヶ月に1回のペースです。その中で結果を出し続ける意思決定や介入技術を医療機関の方々にも是非共有したいと考えています。私の後に発表する仲間たちの先駆けとして、世界観を共有できたら幸いです。
当日はよろしくお願い申し上げます。
2.澤健成 20:20-21:10
患者さんから選ばれるセラピストになるには?
内容:あなたの目の前の患者さんはあなたに対して『本当の(真の)訴え』を言っていますか?
本当の望みを諦めながら生きている患者さんや、最早目的を見失いながらリハビリをしてる患者さんを作ってるのは私たち医療者であることが非常に多いです。
それは患者さんにする説明や話が『意識』に大きく影響を与えるからです。
その影響力を目にしてきてこれについて話そう!と思いました。
みんな、大事とは知っておきながら敬遠している『意識』というテーマの大枠(総論)をコミュニケーションを軸にしてお話します。
・外力とは何か?感覚とは?
・コミュニケーションは身体全体でやっている
・意識を含めたBiNI理論
・(顕在)意識を支配するフィルター
を軸に深掘りしながら、この難解なテーマをポップにシンプルにお送りできるように作りました!
『意識』について知ることで今までと別次元の世界が広がっていますし、
患者さんと心身共に『引き込む』ことで抜群の結果が生まれます。
3.鈴木聖子 21:10-22:00
臓器をそだてる膜組織
内容:ダイナミックに変化する膜組織について、症例や部位を例に、臨床展開の試行と思考をお伝えします。また、どうして硬度がさがるのか、基礎研究論文にはなんと!こちらもご紹介します。
エッセンス
・循環は管の中だけじゃない
・「感じる」・「聞く」・「空(から)を持つ」
・オシレーションやダイレクトタッチは、空間をイメージして触手を伸ばす。
・基礎研究からの知見
・意識の影響
2DAY 12/9
1.浦田誠 19:35-20:20
セラピストの想像力を具現化する知識〜知識は施術の源泉になる〜
内容:
○力を届ける膜組織
○筋肉に寄りかかる関節
○ベクトルを補正する軟骨
○膜組織を動的にするセンサーとその破綻
○その他見つかっている法則の利用方法
知識こそ施術の軸になります。 方法は知識あってこそです。 蓄えてきた知識を源泉に、どのように方法を創造したのか、その辺りのことをつらつらと話します。 今回は、下肢、とりわけ膝関節をとりあげてお話させて頂きます。
2.大脇毅 20:20-21:10
運動生成の癖と固定部位・過剰運動部位の解釈
〜運動による構造へのキャリーオーバー〜
内容:運動によって起こる疼痛は我々の治療対象です。疼痛の原因を探る為に運動観察は皆様が実施されている事と思います。しかし、その解釈を間違えると疼痛を増悪させてしまったり、治療期間を長くしてしまったり、患者様が「治らない」と諦めてしまう事にも繋がります。
私の場合、固定部位の治療選択をミスしたり、過剰運動部位の運動指導を間違えていたり、失敗も多く経験しました。自費分野で約4年を迎える現在で等身大の自分を発表したいと思います。運動生成はネットワークの結合の強さによって癖が出来上がる事が分かり、新しいネットワークを組むには運動による構造系への変化をキャリーオーバーさせる筋膜の役割が重要である事、運動はネットワークの再構築だけでなく、感熱性である結合組織は構造系も変化させる事が出来ると思います。背外側系の運動は出力だけでなく、構造変化をもたらすので、一見は意識運動でも最終的には無意識的な運動を生成させます。
皆様の臨床が変わるセミナーにしたいと思います