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ガンバ大阪 2023シーズンレビュー  連敗→連勝→連敗


はじめに

みなさま、お久しぶりでございます。
そして、初めましてのみなさまも、よろしくお願いいたします。
わたくしは、ガンバを愛するゴールデンエイジ(79年生まれ)、大阪生まれ大阪育ちの『みやも』でございます。
生粋の大阪人ですのでこのnoteにも大阪弁がちょいちょい出てきますが、堪忍してくださいませ。

2023シーズンよりガンバ大阪のプレビューやレビューをこのnoteに記すことを始めました。noteを始めたきっかけは、ポヤトス監督がガンバに就任したからです。

なんでポヤトス監督がガンバに来たからなん?

そうそれは、やっとガンバにも戦術を語れる監督が就任したからなんです。
そして、海外のスタンダードをガンバにもたらせてくれると思ったからです。

ポヤトス監督と今シーズンのガンバにかなりの期待をこめて、2023ガンバの試合を何かに残したいと思い、日記感覚でnoteをスタートさせていただきました。

ということで、「開幕戦予想スタメン」の初投稿から合計32本の記事を書かせていただきました。
最初は意気揚々と記事を1試合ごとに投稿していましたが、ガンバの勝ち点が伸びないのと比例して、わたくしの投稿も伸びませでした。
第26節アウェイ札幌戦(0●4)を最後に投稿できていません。やっぱりガンバの勝ちが、記事を投稿する最大のモチベーションになります(^_^;)

シーズン当初は勝ち点が伸びなくても、内容は悪くない試合が多かったので投稿できていたのですが、シーズン後半はポヤトス監督がよく言う「改善」が見られない試合が多かったのでnoteを書く気にもなりませんでした。

そんな中でもありがたいことに、駄文にも関わらずたくさんの方に読んでいただきました。
「しょーもな」と思われることもたくさんあったでしょうが、本当にありがとうございました。

前置きが長くなりました。
それでは、2023シーズンのガンバを振り返っていきましょう。

連敗→連勝→連敗

ポヤトスガンバのファースト・シーズンは非常に厳しい結果に終わりました。

今シーズンの結果は、12勝8分24敗です。
Jリーグ:9勝7分18敗。得点38・失点61。16位。
ルヴァン杯:3勝1分4敗。得点8・失点8。準々決勝敗退。
天皇杯:0勝1敗。得点1・失点2。2回戦敗退
PSM(セルティック):0勝1敗。得点0・失点1。

ポジティブな試合もありーの、ネガティブな試合もありました。
感覚的にはポジティブ4割、ネガティブ6割といったところでしょうか。

昨シーズンまでのガンバが内容・結果ともにひどすぎたところがあるので、今シーズン負けた試合でもポジティブに捉えることができた試合がいくつもありました。

8戦負けなし(7勝1分)の時期もありましたが、7連敗で今シーズンを終えたのでサポーターからすると、ポヤトス監督・ガンバの選手、フロントに対して不満が溜まったまま年越しをすることになりました。

ポヤトスの哲学

さて、ポヤトス監督の哲学はどのようなものなのでしょうか。

「ボール持って主導権を握り、相手を押し込んでプレイする」

これが、ポヤトス監督の哲学です。そしてこの哲学を体現するためのキーワードは次の5つだと考えます。

・立ち位置(オーガナイズ)
・3人目の動き
・スペース
・パスリピート
・即時奪回

ピッチのどこにスペースがあるのかを全員で共有。
ピッチのどこにボールを運ぶのかを全員で共有。
そして、前向きのフリーの選手にボールを届ける。

守備においては、即時奪回です。ボールを奪われたらすぐさま奪い返すのを第一にしているようでした。
オーガナイズが良ければ、ボールを奪われてもすぐに奪い返せるというコンセプトだったのでしょう。
好調時には、トランジションでも相手を上回れていましたし、セカンドボールもおもしろいように回収できていました。
とくにインテリオールとアンカーの中盤3人で回収できていました。

また、ブロックを敷いたときも前からボールに対しプレッシング、奪いというより誘導がうまくいき、中盤とDFラインでインターセプトができていました。

2023シーズンは・・・

シーズン前は、新しく取り組む戦術で難しい試合もあるだろうな〜。真ん中くらいの9位くらいかなと予想していました。(結果は16位)

予想より大幅に順位が下で終わりました。

開幕からの柏・鳥栖とは引き分けました。この2試合は引き分けはしましたが、かなりポジティブな内容でした。
2022シーズンまでは、個人が頑張るだけで意図的なサッカーができていなかったため、柏・鳥栖戦で明るい未来を想像していました。

2023シーズンを3期に分けて振り返ってみます。

【第1期】

新しい戦術に頭がおいついていない感じでした。
短いパスのポゼッションにこだわり、ありえないパスミスからの安い失点・大量失点での敗戦。
鹿島・ダービー・名古屋・浦和・マリノスに5連敗を喫しました。
だだこの5試合で、どうしようもない敗戦は鹿島と浦和くらいで他の3戦は内容と結果が伴わなかったと言えます。

ターニングポイントとなったのが、マリノス戦です。
この試合から倉田が左WGで先発に復帰&CBが福岡・佐藤のユニットに変更。倉田は前からのプレスでマリノスのボール保持に混乱をもたらせてくれました。
福岡・佐藤のユニットは守備面ではデュエル・チャレンジ&カバー・空中戦でマリノスFW陣に対し優位に立ち、また攻撃のスタートとしてパスの配給、GK・SB・中盤の選手に対するサポートの位置と角度(オーガナイズ)が秀逸でした。

マリノス戦は、0−2での敗戦、応援ボイコットや試合後の選手と連合の話し合いとネガティブな要素がありましたが、試合内容としては前年王者マリノスと互角の戦いができていました。


【第2期】

第1期の最後にルヴァン杯で京都に負けているので6連敗で迎えたアウェイ新潟です。
この新潟戦から8戦負けなしの第2期が始まります。(途中で天皇杯の初戦敗退がありましたが・・・(^_^;))

新潟○・福岡○・FC東京○・鹿島○・横浜FC△・京都○・柏○・川崎○・
横浜FM●・湘南○・鳥栖△

11戦を8勝2分1敗と勝ち点26を積み上げる事ができました。

第1期からの改善
・ハードワーク
・単なるパスサッカーに固執しない
・ゴールキックもロングボールに変更
・距離の長いパスをスペースに送る

攻守に長い距離が走れハードワークできる、倉田とファン・アラーノが両ワイドで先発。
倉田とアラーノがハーフスペースにオーガナイズすることで、大外レーンを上下動することが得意なSB黒川と半田が躍動できるようになったこと。
第1期では、黒川と半田が窮屈そうにプレーしていたように思えます。

そして、わたくし的2023ベストゲームのホーム鹿島戦も第2期にありました。
ジェバリが累積出停で宇佐美がワントップで先発した試合です。
ボール・試合・相手(鹿島)を支配しつづけた最高の試合になりました。


【第3期】

そして、7連敗を喫した第3期です。
ガンバTVで倉田は「夏から新しいことに取り組んでいる」と話していましたが、はたしてどのようなことに取り組んでいたか、わたくしにはわかりませんでした。

ロッカールームDVDの予告編では、ポヤトス監督は次のようなこと言ってました。
「連勝で残留がほぼ確定したことにより強度が出せない」
「ルヴァン杯で浦和に敗退したことによるメンタルの低下」

アウェイ鳥栖戦からうまく行かなくなったように思います。
山見の劇的ゴールで1−1と引き分けのあと、札幌に0−4と大敗。続くルヴァン杯とリーグ戦で浦和に3連敗を喫しました。
ここで選手たちのメンタルは切れたのでしょうか。

メンタルとフィジカルは密接に関係しているのは、言わずもがなです。
たまーにランニングをしているわたくしも、いろんな理由(いいわけ)をつけて走るのをサポってしまします。
プロと中年おじさんを同列で比較してはいけませんが、やはり気持ちが身体を動かすのは共通してるように思います。

僕が思う勝てなくなった原因は、、、
・SBのWG化による弊害
・スタメンとベンチメンバーの差
・闘う気持ちの欠如

ガンバの両サイドを担う黒川と半田はハーフレーンでもプレイをできるのですが、ストロングポイントは大外レーンでのプレイです。

基本的には誰が大外レーンの高い位置で幅をとっても良いのですが、黒川と半田が高い位置を取るとCBと相手FWが同数になり被カウンターに耐えきれない状況になってしまいました。

2024シーズンにむけて

ポヤトス監督とってガンバでのファーストシーズンは成功とは言えませんでした。
しかし、結果も内容も悪かったとは思いません。
主体的、意図的にボールを支配する試合がいくつもありました。

また、引き分け負けた試合から「改善」も多く見られました。
シーズン終盤には「改善」がみられない試合もあり、ポヤトス監督継続に対して諸手を挙げて賛成できませんできませんでした。

しかし、新しいガンバを創るためにはポヤトス監督を継続し、選手を入れ替えて2024シーズンを戦うしかなかと思います。

好みの話になりますが、神戸のサッカーよりポヤトス監督のサッカーが好きなんです。

2024シーズンのガンバの成功を祈念して2023シーズンのレビューを締めさせていただきます。

長文&駄文のお付き合いありがとうございました。
2024シーズンのプレビューもnoteする予定です。
今後ともよろしくお願いいたします。



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