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【J1⑯vs福岡レビュー】イッサム・ジェバリ本領発揮

2連勝ーーーーーーーーー!!
アビスパに2−1で逆転し今季初の連勝です👏
しかも、先制されての逆転勝利は2021年11月の大分戦以来で、ボール支配率で相手チームを上回ったリーグ戦で白星をあげるのは、2022年8月の福岡戦以来とのこと。
(川崎戦はめっちゃボール保持したと思っていましたが、調べるとガンバのボール支配率は45%でした。)

まずは、アビスパ戦のスタメンです。
前節の新潟戦より石毛→ダワン、黒川→三浦の2人変更。DFが半田・佐藤・三浦・福岡だったので3バックもあるかなと試合前は思いましたが、左から半田・佐藤・三浦・福岡の並びになりました。アビスパのサイドハーフ紺野のカットインからルキアンへのクロス対策の配置でした。

福岡戦スタメン

マリノス戦から対戦相手のストロングポイントに対応する選手の起用と配置が明確になってきたポヤトス・ガンバです。

前半17分にコーナーキックから先制を許したガンバですが、前半24分にファン・アラーノが同点ゴールを決めました。

アラーノ同点

東口からのロングパスをイッサム・ジェバリがアビスパDFの奈良を背負いながらキープし、山本悠樹に落としました。山本とネタラヴィがワンツーで前進し、山本からバイタルエリアへ走り込んだ倉田へナナメのパス。
そのパスを倉田がワンタッチでジェバリに展開し、ジェバリのクロスのこぼれ球をアラーノがゴールに蹴り込み同点!!

リズム・スピード・テンポの3拍子がそろった完璧なゴールでした。
ワンタッチでリズムとテンポ、ナナメの前へのパスでスピードがでました。
強固なブロックを組む福岡DFラインを崩した良い得点です。

前半32分、右サイドのFKからファーサイドに走り込んだダワンの折返しを左足ボレーで三浦が逆転ゴール!!
デザインされた良いセットプレーからのゴールでした。

そして、ついにいよいよイッサム・ジェバリが本領発揮です。
ポストプレーが秀逸です。
スルーパスの受ける体の向きが抜群です。
相手の逆を取るドリブルもできるんです。
今シーズンの得点は2点。湘南戦のアラーノからのスルーパスからの得点と浦和戦のドリブルからの得点です。

少しだけジェバリ紹介。
イッサム・ジェバリ
1991年12月25日(31歳)186cm 84kg
チュニジア出身のFW
チュニジア代表の経験もありカタールW杯では全試合出場。
キリンカップサッカー2022では日本戦(パナスタ)でも得点をきめました。
ガンバ初のチュニジア出身の選手ということで、ガンバサポもラマダンについて深く知ることができました。

ポヤトス監督のコメントで「ジェバリはずっと怪我を抱えたままのプレーだったが、それがやっと癒えてきた」とのこと。
コンディションがベストの状態まではもう少しだと思います。ベストの状態になればゴール前の混戦でも、もたつくことなく得点を取れるでしょう。

前述した通り、マリノス戦から最終ラインで相手にプレスをかけられた状況では無理に繋がず、前線へロングパスを選択するようになったポヤトスガンバでは、ボールをおさめてくれるジェバリは代えがきかない選手となりました。

ネタ・ラヴィといいイッサム・ジェバリといいガンバの強化部ほんまええ仕事してます。

さて、ここ数試合で気になるところです。
まず、セットプレーからの失点。とくにCKからの失点が目立ちます。新潟の舞行龍選手は「相手のそこが弱いというとろこに入っていって、すらす練習はしていた」とコメントしています。
また、今節のアビスパにもCKからフリーでシュートを打たれる場面が3〜4回ありました。早急な改善を。

わたしが一番気になるところはWGのタスクです。
マリノス戦から倉田とアラーノがWGで先発出場しています。シーズン当初のWGのタスクは幅を取って、アイソレーションから1対1で仕掛ける攻撃を採用していました。主にWGで出場していたのは、食野・アラーノ・福田・杉山・山見です。

マリノス戦以降の倉田とアラーノは、ハーフレーンへ移動しFWジェバリの周りでコンビネーションで攻撃を構築しています。
勝利という結果がでなかったためのロングパス攻撃で、ジェバリのポストプレーやセカンドボールを拾うことに優先順位が上がったのでしょうか。倉田・アラーノ両WGの2人がジェバリの周りでボールを保持し、攻撃が相手守備が固い中央のゾーンに集中しています。

要するに、高い位置で幅をとる選手がいないのが気になっているんです。
中央ゾーンはどうしても相手の人数が多くプレスを受けやすいゾーンです。今はネタラヴィの個人技で相手DFをかわし、時間を作りながらSBやWGが高い位置で幅を取ることができていますが、より簡単にプレス回避やパスの出口をつくるためには今後は高い位置で幅をとるWGが必要かと思います。

ただ、ここまで16試合を消化しシーズン当初WGで出場していた食野と杉山はスタメンを外れたり、ベンチからも外れている状況です。
ポヤトス監督が求めるWGの適性がないのでしょうか、それとも相手に合わせた選手起用で現在出場機会が減っているだけなのでしょうか。

次戦は6/7に天皇杯2回戦です。相手は高知ユナイテッドSC。
どのようなメンバーで、どう戦うか楽しみな一戦です。
ネット配信で試合は見ることができるようですが、わたしはパナスタに行ってまいります!!

ガンバれ、ガンバ大阪!!
ではでは。




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