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【LC②ダービー レビュー】 ケンシロウは哀しみを力に、リョウタロウは怒りを力に。


ケンシロウ

北斗の拳のケンシロウは、数々の強敵達との闘いによって哀しみを背負うことで、歴史上初めて奥義『無想転生』を身につけた男となった。

北斗の拳を異常に研究するサイト「北斗西斗さん」より


メシノ リョウタロウ

ガンバ大阪のリョウタロウは、大阪ダービーでスタメンを外れたことによる怒りを背負うことで、奥義『起死回生』の同点ゴールを決めた男となった。

わたくしの勝手な創作です

画像デカっ^^;

LC第2節(H)
1△1
得点:食野
グループリーグ1位

第59回大阪ダービーは1対1の引き分けに終わりました。
試合後はサポーターからブーイングがありました。
これはいたって当然で、大阪ダービーは勝つか勝つかなんです。

しかし、しかしなんですが2019年の『倉田の右足だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ』以降、ホームでダービーに勝てていないんです。

さらに、去年なんかは、試合中に昌子源とレアンドロペレイラが喧嘩までする始末。ベテランガンパサポからしたら、セレッソなんかカモにしていたのにここ最近は青汁以上の苦汁をなめさせられています。
クソーーーーーーーーーーーーーー!!

今日のダービーで注目していたのはスタメンにアカデミー出身がいるか否かです。
ダービーは気持ちが1番。試合前の【HEAT UP TIME】でもわたくしと同学年でガンバOBの橋本さんと播戸さんも「ダービーは気持ち!」とおっしゃってました。

そして、ダービーの重要さを幼い頃から叩き込まれているアカデミー出身の選手がチームを引っ張ってくれるはず。

わたくしの予想では仁郎がスタメンとしていましたが、怪我なのかベンチ外。そして、宇佐美も湘南戦を見据えてのベンチ外。となると、残るアカデミー出身は倉田とリョウタロウの2人です。(谷は代表選出で不在、東口はユースに上がれず)
倉田もベンチ外、なんとリョウタロウもスタメンを外れました。

わたくしはウォーミングアップから食野を凝視してました。鳥かごでも時折笑顔を見せるものの、わたくしにはリョウタロウの身体全身からの怒りの青い炎がメラメラと燃え上がっているのが見えました。

そして、後半23分から出場したリョウタロウは後半46分にドリブルから左足でゴール!
スタメンを外れた怒り、ここまで結果を出せなかった怒り、思い描いていたサッカー人生を歩めていない怒り、全ての怒りが左足にのった奥義『起死回生』の同点ゴールです。

少し真面目に試合内容を振り返ります。
前半は、序盤はセレッソに押されるもののガンバのペースで進みました。
ガンバペースだったというのは、ポゼッションやパス本数はセレッソに上回れましたが、ガンバがボールを保持したときはシュートで終わることができていました。
前半のシュート数はガンバ8本に対してセレッソに2本でした。

セレッソの攻撃は基本的にクロス(アーリーが多い)とショートカウンターとドリブルのロングカウンターです。
中盤の選手がDFラインにおりて(主に香川)ビルドアップを助ける手法をとっていますが、武蔵1人のプレスに対し後ろ3枚にしてビルドアップしているのは、まったくもっての無意味。海外の形だけの真似をして「ええかっこ」しているだけです。

ですので、中盤ではガンバが数的優位、DFラインでは数的同数。なので、後ろを3枚にしたところでセレッソは前進できないし、得意のSBの松田・山中からのアーリークロスは前半ほぼありませんでした。
ガンバがどのように中盤で優位性を取っていたのかは、動画が見られる環境でないため確認できないのが残念です。
あまり試合に出ていないセレッソの北野がうまくユニットを組めていなかったかもしれませんね。

後半は、三浦のパスミスからカウンターを受けて失点。その後はセレッソが余裕をもってパス回し。

追いつくには次の2つが必要と思い試合を見ていました。
・いつプレスの位置を高くするのか。
・いかにハーフレーンへでインテルオールがターンできるか。

ポヤトス監督が取った策は、超ハイプレスではなくダワンと山本悠樹のポジションをチェンジ。ダワンがインテルオール、山本悠樹がピボーテとなりました。中盤でハイボール(ダワン)と広角にボールを散らす(山本)ことで優位性を取りにいきました。

ポヤトス監督の策がわたしの考えを凌駕しました。
(素人が何をいうとんねん。)

ナニワトモアレ、リョウタロウのゴールで同点。その後もリョウタロウや黒川のシュートと残り3分でいくつか決定機を作ることができました。
これはまさに、同点ゴール後のサポーターのボルテージ(声・手拍子)がさらに上がったことが選手の背中を後押ししました。

そして、代表に谷・半田・ディエゴ・ネタラヴィ・理仁が抜け、怪我で宇佐美・ジェバリ・高尾(胃腸炎だそうです)が不在の中、今いるメンバーでほぼベストメンバーのセレッソに対し互角以上の戦いを出来たのはかなりの収穫ではないでしょうか。

さて、次の大阪ダービーはGWの5月3日です。
今日は26,110人。次のダービーは30,000人超えを期待します。
そして、2019年以来のパナスタでのダービー勝利を一緒に味わいましょう。

ガンバれ、ガンバ大阪!!
ではでは。




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