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高度不妊治療に進んだわけ


そもそも体外受精ってなに?
〜私が高度不妊治療に進んだ理由〜


体外受精とは、高度不妊治療の方法のひとつ。
大きく分けて

・体外受精(IVF)
・顕微授精(ICSI)


の2種類があります。
体外受精とよく言われますが
実際には〈体外/顕微〉のどちらかです。

◆体外受精(IVF)

 精製した精子と採取した卵子を
 同じ培養液の中に入れ、
 精子を卵子に振りかけるように
 自然に受精するのを待つ方法。

 メリット
 ・顕微授精より価格が安い
 ・受精率70%前後

 デメリット
 ・精子の運動率が悪いと受精率が下がる

◆顕微授精(ICSI)

 専用のマイクロピペットを用いて
 卵子の細胞の中に直接精子を注入する方法。
   
 メリット
 ・受精率80%前後

 デメリット
 ・価格が高い


始めたばかりの頃の私たちは
卵子の状態が良くなく、
精子の運動率が悪かったことから
《顕微授精一択》
でした。


高度不妊治療に進む前に
何度もタイミング法と人工授精をしました。
治療歴でいったら5年ほど、、笑
笑えないけど笑うしかない。
まだ保険適用が始まる前に顕微もしていたので
総額は考えたくない、、
私が働いたお金は全て
治療費に費やしてきました。

◆タイミング法

 排卵日に合わせて性行為を持つこと
 いわゆる自然妊娠

◆人工授精

 排卵日に合わせて採取した精子を
 子宮内に直接注入する方法
 子宮内で受精するのを待つ


これらがうまくいかなかったのは
卵子と精子の状態が悪かったのと
何よりも私が
《多嚢胞性卵巣症候群》(PCOS)
なことです。

◆多嚢胞性卵巣症候群

・卵子が育たない
・育たないので排卵しない
・排卵せずに溜まった卵子が
 卵巣内に何個も残る
・排卵しないので高温期が来ない
・生理がこない


通常の卵子であれば、
“主席卵胞”
といって一つだけ大きく育ち排卵し、
そのタイミングで精子と出会うと受精します。

つまり私は精子と出会う卵子がありませんでした。
なのでいくらタイミング法や人工授精をしても意味がないのです。


本当は自然妊娠がしたくて
莫大なお金と時間がかかるし怖いし
高度不妊治療に進みたくなくて、
私の体のダメなところを探しては
なんとかしようの繰り返しでした。

体のダメなところばかり探しているので
いい方向に転ぶことはありませんでした。

大会のため減量し
メンタルも勝負モードだったし。
闘志燃えたぎってたから
これじゃあ妊娠できないだろうと思ってた。
だから余計コンテスト出場を
諦めなきゃと思ったし
本当に苦渋の決断だったなー笑


もうしょうがない、進むしかない
と意を決して顕微授精に進みました。


自然妊娠がどれだけ奇跡なのか
これから不妊治療をしようと思ってる方
既にしていて誰にも話せない方

大会に出ることと妊娠することが比例してくれないこと


少しでも私の経験が役に立てばと思い
意を決して記していきます。
よろしくお願いします。

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