マガジンのカバー画像

「日記」予測不能にもほどがある 昭和的実録海外ひとり旅

29
既に半世紀前、プライベートでの初めての海外ひとり旅時の一年半程の日記です。 旅行日記であるにも関わらず、その地の紹介や感動などは余り書かれておらず、ただ自身の上に絶え間なく押し…
運営しているクリエイター

#映画

昭和的実録 海外ひとり旅日記        予測不能にも程がある 17 ギリシャ編 (3

日記_019 実現したい 26/27/28/may 1978 実は昨日博物館の帰り道、”Broadway Theater”の場所を探し当て、しかもシアターのマネージャーと称する人からJules & Melina夫妻の住所まで聞き出すことができたのだ。 (日本を出る前、ギリシャ大使館で「現在、夫妻で舞台を上演している」ことを教えてもらってきていたのだ。舞台は既に楽日となっていた) 帰路、マネージャーから戴いたMelinaのパンフレット・スチールを抱え、アテネ

昭和的実録 海外ひとり旅日記        予測不能にも程がある トルコ編 03

日記_005 胎内宇宙がある 24_午後/mar 1978 小高い丘の頂にあるスレイマニエモスクは、オスマン帝国最盛期のモスクでその荘厳さに魅せられるものだが、袂に広がる金角湾の眺望もまた秀逸である。 幸いに16時の礼拝を見ることができた。 ジャーミィ(モスク)に入るには入口部の浄め所で手足、髪の毛を洗い、頭髪を隠すためか帽子をかぶり、素足で時には皮の履物を履いて入る。 ジャーミィ内部は偶像崇拝が禁じられているためか、中はがらんどうで何も無い。 しかし外観