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「日記」予測不能にもほどがある 昭和的実録海外ひとり旅

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既に半世紀前、プライベートでの初めての海外ひとり旅時の一年半程の日記です。 旅行日記であるにも関わらず、その地の紹介や感動などは余り書かれておらず、ただ自身の上に絶え間なく押し…
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#ハシュメット

昭和的実録 海外ひとり旅日記        予測不能にも程がある トルコ編 08

日記_010 再びハシュメット 14/apr 1978 保養地らしきは縁がなさそうなので(ホテルも当然高い)、バスターミナルを探してEdermitに向かう。 一旦Bergamaを目指したのだが着いてみるとあいにくの雨。 遠くの小高い頂に明らかにスタディアムと思しき陰が烟っている。 しかし「ここからはタクシーしか行く手立てがない」(そんな訳はない!これこそがトルコ人一流のビジネスへの第一歩なのだ、勿論悪気などある訳ではないのだが)と言う言葉にも抗うことなくむしろ便乗

昭和的実録 海外ひとり旅日記        予測不能にも程がある トルコ編 05

日記_007 Haşmetという男 1/apr 1978 今日は特段予定もなし、天気良し土曜日だし、月も変わって休日か。 朝カンフー好きの親父がやっているレストランで、チャイ5杯をご馳走になり、昼まで駄弁る。 (トルコ語ができる訳もなく、ただ彼が一方的にカンフーらしきことを喋っていられるのが、嬉しいらしい。自分はそれに乗っているだけ、俺もトルコ流井戸端会議が身に付いてきたか) (夕食にも立ち寄ったら食事ロハにしてくれた。決して計算しているわけではない) ベヤジッ